禁煙の儀式を受けたマレーシアの夫婦が死亡
マレーシアで、ある夫婦が4人の親類から暴力を受けたことで亡くなったそうです。この暴力は禁煙を助けるための儀式だったとのこと。
タバコに含まれるニコチンには依存性があるため、禁煙しようと思ってもなかなかできず、死ぬような思いが必要な人もいるそうですが、本当に死んでしまうと本末転倒な感じがします。
詳細は以下から。
BBC NEWS | Asia-Pacific | Malaysia pair killed in 'ritual'
警察によると、事件は夫婦がイスラム教の断食月終了のお祝いで親類と集まった時に起こったそうです。夫のMohamed Ibrahim氏はぜんそくと肝臓病に苦しむ妻のため、喫煙を止める助けを求めていたので、親類が病気を取り除く儀式を提案したとのこと。その儀式には、家族の力をつなぎ合わせるために夫婦を叩くというものも含まれていました。
亡くなった夫婦はバイクのヘルメットやほうきで殴られ、テーブルに頭を打ち付けられたそうです。救急車が呼ばれたのは夫婦に対して攻撃が加えられた数時間後で、夫婦の意識が回復することはありませんでした。また、夫婦の娘である14歳の少女も傷を負っていて病院に運ばれ、警察によって夫婦の息子と3人の親類が拘留されました。
儀式として使うとは思えないものが凶器となっているので、本当にこれ自体が儀式だったかどうかは疑問が残りますが、真実はどうなのでしょうか。
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