メモ

来年夏に日本でもサマータイム(夏時間)制度が導入されるかも


朝日新聞社の報道によると、夏に時計の針を1時間早く進める「サマータイム(夏時間)」が、早ければ来年にも日本で導入されるかもしれないそうです。

エネルギー消費量を抑えて環境意識を高めるのがねらいだそうですが、いったいどうなるのでしょうか。

詳細は以下の通り。
asahi.com:夏は時計1時間進めて 自民、サマータイム法案提出へ - 暮らし

この記事によると、自民党は毎年3月の最終日曜日に時計の針を1時間早めて10月の最終日曜日に元へ戻す「サマータイム制度」を導入するために、議員立法で国会に法案を提出する方針を決めたそうです。


これは時計の針を進めることで日中時間を有効活用してエネルギー消費量を抑えることと、国民の環境に対する意識を高めることがねらいで、早ければ来年の夏から導入できるように、今年の秋に行われる臨時国会までに法案を提出する予定とのこと。

なお、2005年にサマータイム制度導入を推進していた「サマータイム制度推進議員連盟」には民主党の議員も参加していたため、与党と民主党で対立するテーマではないと考えられており、成立に期待が寄せられているとしています。

ちなみにサマータイム制度については、「経済が活性化する」という目的で前回は導入が画策されたものの見送られ、今回は「環境問題」ということで再び出てきたというのが今までの経緯であり、一体このサマータイム導入によってどこが得をするのかということを考えてみると、裏が見えてきます。

そしてWindowsの場合は「日付と時刻のプロパティ」の「タイムゾーン」を指定して「太平洋標準時」を選択すると自動的に夏時間の調整をすることが可能ですが、日本時間には対応していないため、日本でサマータイムが導入される場合はWindowsのアップデートが必要になるようです。

実際にWindowsで「太平洋標準時」を選択してみた場合。「自動的に夏時間の調整をする」というオプションがあります。


同様にしてあらゆるシステムについてサマータイムに対応させる必要性が出てくることから、議員たちが考えている以上に手間暇がかかる可能性が大きくなっているため、本当に環境問題を考えるのであれば、「夏の間だけ午前8時に出社し、午後4時には終わるようにしましょう」とした方が合理的なわけです。

また、「夏時間を採用するとエネルギー消費量は逆に増える」という研究成果も明らかになっており、以下のページでもいろいろな問題が提起されています。

サマータイム問題を考える
http://lagoon100.web.fc2.com/st/

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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