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ノートパソコンや携帯電話のバッテリー消費電力を大幅に低減することが可能に


松下電器がノートパソコンや携帯電話の消費電力を大幅に低減できるリチウムイオン電池向け回路を開発しました。この回路を使うことで消費電力が低減できるようになるだけでなく、電池自体の小型化を可能にするとのこと。

ビジネス向けとして定評の高い「Let'snoteシリーズ」のバッテリーにも採用されるのかどうかが気になります。

詳細は以下から。
リチウムイオン電池保護回路向けパワーMOSFETを開発 | プレスリリース | ニュース | 松下電器産業株式会社

このリリースによると、松下電器はノートパソコンや携帯電話などに搭載されているリチウムイオン電池向けの保護回路「パワーMOSFET」を開発したそうです。


これは回路の構造に微細プロセスルール(0.25μm)の新構造を採用することで、従来と比較して37%の低消費電力化を実現し、実装面積を従来の約2分の1に小型化したというもので、これによりノートパソコンや携帯電話などの低消費電力化や電池自体の小型・薄型化を実現できるとのこと。

また、近年問題視されているリチウムイオン電池の安全性についても、保護回路に電池外部端子のショートや、不適合の充電アダプターを接続したときなどの異常時に生じる過電流に対しての耐量性を向上させ、安全性を向上させたとしています。

なお、この回路は3月末からサンプル出荷されるとのこと。

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in メモ,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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