京都府警、Winnyなどを経由して感染する「原田ウイルス」の作成者を逮捕
毎日新聞社の報道によると、ファイル交換ソフト「Winny」の作者を逮捕したことで知られる京都府警ハイテク犯罪対策室などが、Winnyなどを経由して感染する「原田ウイルス」の作成者を逮捕したそうです。
なお、コンピューターウイルス作成者が逮捕されるのは日本では初めてとのこと。
詳細は以下から。
コンピューターウイルス:作成者ら3人逮捕 京都府警 - 毎日jp(毎日新聞)
この記事によると、京都府警ハイテク犯罪対策室と五条署は本日、ファイル交換ソフト「Winny」で人気アニメ映像の入ったコンピューターウイルス「原田ウイルス」の1種を不特定多数に配布したとして、ウイルスを作成した大阪府泉佐野市の20代の大学院生ら3人を著作権法違反容疑で逮捕したそうです。
大学院生は昨年10~11月ごろ、感染したパソコンの画面に発売前の人気アニメが現れるウイルスを作成し、不特定多数にばらまいて著作権を侵害した疑いが持たれており、そして別の2人はWinnyを使ってこのアニメを配信した疑いが持たれているとのことで、3人は容疑を認めている模様。また、「原田」は実在の人物で、作成者の知人の可能性があるとしています。
ちなみに原田ウイルスはWikipediaによると、ウイルスファイルを実行したときに原田と名乗る人物画像が表示されると同時にPC内のファイルが削除されるなどといった症状のウイルスを総称するもので、専用のソフトウェアを使って初心者でも簡単に亜種を作ることができるため、感染時に表示される画像をアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」に差し替えたものもあるそうです。
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