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Winnyで1万件を超える警視庁の内部情報が流出、過去最大規模に


警視庁北沢署地域課の男性巡査長(26)が、私物パソコンでファイル交換ソフト「Winny」を使用した際に、捜査情報などの警視庁の内部情報1万件を流出させたそうです。1万件を超える捜査情報の流出というのは過去に類を見ない規模とのこと。

なお、流出させた情報の中には少年事件の捜査資料、カジノ賭博に関する捜査報告書や供述調書、被害者の実名が入った強制わいせつ事件の告訴状とみられる文書、捜査対象者の銀行口座の分析資料などが含まれているそうです。

詳細は以下の通り。
時事ドットコム:パソコンからデータ1万件流出=ウィニー通じ、警察情報も-警視庁

この記事によると、警視庁北沢署地域課の巡査長(26)の私物のパソコンから文書ファイル約9000件、画像ファイル約1000件をファイル交換ソフト「Winny」を通じて流出させたことが13日に明らかになったそうです。なお、このデータには同署地域課の巡査部長(32)が保管していたデータをコピーしたものが含まれていたとのこと。


1万件の捜査情報流出か/警視庁、巡査長のPCから―四国新聞社

続いてこの記事によると、巡査長(26)は巡査部長(32)からパソコンの外付けハードディスクを借りて、データを自宅にあるパソコンに取り込んでいたそうです。ちなみに巡査部長には以前、警視庁本部の組織犯罪対策1課などに勤務した経験があり、流出したデータには当時の捜査資料もあるとのこと。流出が発覚したのは12日午前で、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」にデータの流出を指摘する書き込みがあったことからだそうです。

警視庁の情報1万件が流出…巡査長PCウィニー感染で : 情報流出 : セキュリティー : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

さらにこの記事によると、流出した文書の中には供述調書や、被害者の実名が入った強制わいせつ事件の告訴状とみられる文書などといった、捜査対象者の個人情報まで含まれているとのこと。

また、警察庁では今年3月に全国の警察官の私物パソコンについてWinnyの有無を点検するよう指示し、警視庁でも全職員を対象に調査を行ったそうですが、この巡査長は「Winnyはない」と虚偽の報告をしていたそうです。

とんでもないことになってきましたねこりゃ…。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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