Winnyで児童の個人情報流出、男性教諭が自殺
asahi.comやMSN毎日インタラクティブによると、ついにWinnyによる情報流出で自殺者が出たようです。
詳細は以下の通り。
asahi.com:ウィニーで児童の個人情報流出、男性教諭が自殺 千葉 - 社会
自殺:34歳教諭 児童の個人情報流出苦に? 千葉・市原-事件:MSN毎日インタラクティブ
千葉県市原市教育委員会によると、流出したのは269人分の児童の名前と電話番号、成績などなど。
なお、Winny関連だと最近ではこのような記事が話題になりました。
ウィニーこそ史上最強の「ジャーナリスト」? (タケダジャーナル):NBonline(日経ビジネス オンライン)
防衛関係の情報は、いずれにせよセキュリティ上の理由を建前に非公開とされがち。ジャーナリストが取材しようとしても門前払いされることが多い。そんな情報が呆気なく流出してしまったのだから、見方によればウィニーは凡百のジャーナリストよりも「剛腕」だったとも言える。マスメディアジャーナリズムが自衛隊の内部情報をスクープするなんて、最近では滅多にないのだ。
要するにWinnyを使って情報を流出させるウイルスに対して「これはまさにジャーナリストが今まで行っていたものがソフトウェアによって全自動化されているのだ」みたいなことを書いてしまったわけです。これに対して痛烈な批判が巻き起こりました。代表的なのは以下の記事。
高木浩光@自宅の日記 - キンタマウイルス頒布にマスコミ関係者が関与している可能性
何が本題か知らないが、このジャーナリストは、「僅かな楔を打ち込むだけで一般人の私的な内容を千金の価値にできる」という手法について、否定していない。否定する表現が一切書かれていない。これが倫理に反する行為であることをこのジャーナリストは素で知らないのではないか。もし、「キンタマウイルスを作成し頒布しているのはあなたでしょう?」と問いかければ、憤慨するどころか、褒められたと勘違いして「いえいえ私にそんなプログラム力はありません」とニコニコするのではないか。
馬鹿は死ねと言いたい。
ちなみに、実際に起きている情報漏洩事件で明らかになったもののうち、どれぐらいがファイル共有ソフトによるものなのか、というデータもあります。
年間2,223万人が情報漏洩被害、Winny流出も急増~JNSA調べ
これによると、情報漏洩は「紙媒体経由」が1位で43.8%。ファイル共有ソフト経由は全993件の漏洩事件のうち168件で全体の約17%だそうです。
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