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NTTドコモ、12月発売の905iシリーズに緊急地震速報機能を搭載


産経新聞社の報道によると、NTTドコモが12月に発売する予定のFOMA「905iシリーズ」は、気象庁が地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを解析して震源や地震の規模(マグニチュード)を直ちに推定し、これに基づいて各地の地震発生時刻や予測震度を可能な限り素早く知らせる「緊急地震速報」に対応するそうです。

近年強い地震が多いように感じられるだけに、心強い機能かもしれません。

詳細は以下の通り。
緊急地震速報に初対応 ドコモが新携帯電話を年内発売 - MSN産経ニュース

この記事によると、今回905iシリーズを「緊急地震速報」に対応させるため、NTTドコモは送信エリアを特定して、短いメッセージを一斉に配信できる「セル・ブロードキャスト・システム」という技術を開発したそうです。


これは従来のメールなどを使ったシステムでは、一斉にメッセージを配信すると、システム集中による大幅な着信遅延などが起きる可能性があり、緊急を要する速報では使うことができなかったからとのこと。

なお、新機能では気象庁の速報提供からメッセージの配信までを10秒以内に終えるとしており、震度5弱以上の地震が発生すると予想される場合に、震度4以上の揺れが想定される地域にある端末に向けて「○○(場所や地域名)で地震発生。強い揺れに備えてください」という文字情報が流されるとのこと。サービスの利用は無料。

ちなみにKDDIも来年春または夏に発表される新端末での対応を考えているとされており、NTTドコモとネットワークの仕組みは異なるものの、利用者の混乱を避けるために速報の文言は同じものを用いるとのこと。また、ソフトバンクは平成20年度中に機能搭載を予定していますが、提供方法などの詳細は検討中だそうです。

まさに「備えあれば憂いなし」と言ったところですが、実際に速報が届いた場合にどうするかを日ごろから考えておくことが必要ですね。

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in メモ,   モバイル,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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