今日は土用の丑の日(番外編):ウナギを使わない安全な鰻丼を作る
さて、前編と後編に渡ってヘビーなウナギにまつわるもろもろの事情をお送りしたわけですが、最後は安全においしい鰻丼をいただくという主旨です。ずばり、鰻丼のおいしさはあのタレにあるのであって、ウナギがあるかどうは問題ではない!という大暴論の検証です。
今回登場していただくのはご飯にかけるとそれだけで鰻丼の香りが漂い、味も鰻丼になると言うあの「うなぎ 蒲焼きのたれ」。それから「うなぎチップス蒲焼き風味」、「ポリンキー ウナギイヌのかばやき味」。そしてラストは不動の地位を確保している「蒲焼さん太郎」です。もちろんどれもこれもウナギなんて使っていません!安全ですね、きっと!
詳細は以下の通り。マネしてもいいですが、精神的にアレなので気をつけましょう。
まずは定番、「うなぎ 蒲焼きのたれ」。これをあとで思う存分、ぶっかけてみたいと思います。
中身はこんな感じ、ぶりやあなごの照り焼きにも使えるので一石二鳥な予感がします。
次は「うなぎチップス蒲焼き風味」、一体何を言っているのかわかりませんがうなぎチップスです。
しかし見ての通り、どこにもうなぎはいません。つまり、鰻の蒲焼きの味はやはりあのタレの味、タレの味さえすれば何でも鰻の蒲焼きに、そして鰻丼になってしかるべきはずです。
お次は「ポリンキー ウナギイヌのかばやき味」、ウナギではなくウナギイヌなので厳密には違うのかもしれませんがきっとイメージ的には同じような味に揃えてくれているはずです。
やはりどこにもウナギはない。もちろんウナギイヌも使われてはいない。安心。
そしてラストは「蒲焼さん太郎」、おいしいヨ!
自己紹介が書いてあります。なんという正直な自己紹介。
これが中身の原材料、やはりウナギの影も形も見えない。
さて、主役のご飯が登場です、まだ汚れを知らない美しいお姿。
鰻丼のタレを思う存分かけてみました。なんだかものすごい背徳感が……びくびくっ。
できた。
これだけだと寂しいのでほかのウナギ仲間ものせてみました。デラックスですね、最高です。
実際に食べてみるとさすがにタレをかけすぎましたが、ポリンキーがかなりサクサクしていておいしい。サンショウの風味が少しあるので、実に鰻丼っぽいできあがりに貢献してくれます。
というわけで究極の鰻丼を作成することにしました。なんというチープ感、これは間違いなく「蒲焼さん太郎」3枚セットの大暴挙。
そしてウナギを使わない鰻丼、ついに堂々の完成!
ジャーンジャーン。
「ハムッ、ハフハフ、ハフッ」という感じで実においしいから困る。
具体的にはどんな感じになるのかというと「食感だけが欠落した鰻丼」です。それ以外はほぼ満点ではないかと。この異常なまでのチープ感とスナック菓子だらけの不健康感、そしてこれを食べきったとき、もしかすると人生が終わるのではないかという緊迫感が相まって非常に絶妙なハーモニーを奏でてくれます。二度と食べたくないですが、人生の中で一度ぐらいならこういうものを食べてみても罰は当たらないのかもしれませんと思いたい。
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