ビール缶でできた船が処女航海を無事に終える

ビールの空き缶で作られた全長9メートルの船が、オーストラリアのイプスウィッチからブリスベンまでの航海を達成したそうです。

空き缶で船を作るというのは他でもありますが、本当に航海ができるとは驚きです。

詳細は以下から。
Ahoy to beer can boat with a SIDS message - Queensland - brisbanetimes.com.au

この船を作成したのは軍隊の予備兵であるBrad Gillam氏とRob Meharg氏、そしてChris Taylor氏の3人。「頑丈な船を作るために何度もテストして試行錯誤したよ。多くの研究の成果が船に投入されていて、1時間に100万マイル進まなければ船上でもリラックスしていられる」とGillam氏は述べています。

彼らは故郷であるトゥウンバで、約8000本のビールの空き缶とシリコンを使って船を完成させました。ビールの空き缶は友人や近所の人が協力してくれたので原材料不足にはならなかったそうです。

大砲も搭載。夜の22時に大砲発射テストを行ったときも近所の人は許してくれたそうです。

しかし、Gillam氏が生後12週間の娘をSIDS（乳幼児突然死症候群）で亡くしたことから事態は変わり、SIDSのメッセージとともに航海を始めることに。ブリスベンへ向かう途中の3日間で新生児を亡くした家族を支援する団体「SIDS and Kids」への寄付は約6万ドル(約740万円)になったそうです。