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Googleマップで経路検索すると「大西洋を泳いで渡る」と表示される


海外で先週話題になっていた「Googleマップで経路検索すると、『大西洋を泳いで渡る』というものすごい選択肢が出てくる」という件について、いろいろと調べてみました。

どうやら、アメリカとヨーロッパの間を経路検索すると、「とにかく大西洋を泳いで渡れ」ということになるようです。Googleの中の人は、この経路検索サービスの利用者をトライアスロンか何かの鉄人とか、ものすごいヒッチハイカー、あるいは必殺技開発のために修行中の人などを想定しているようです。そのうち、本当に誰かがこのプランを実行する気がしてなりません。

詳細は以下の通り。
例えば、シカゴからロンドンを経路検索するとします。

from: シカゴ to: ロンドン - Google マップ

29日と22時間かかるという恐るべき算出結果が出てきました。なんということでしょう。


で、確かに「大西洋を泳いで渡る」と書いてありますし、クリックするとこのようにマジで途中から大西洋につっこんでいくことになっています。


ニューヨークからベルリンでもやはり「大西洋を泳いで渡る」必要があります。船も航空機も選択肢に入りません。一体どうなっているのか……。


今度は逆にベルリンからニューヨークの場合。大西洋を5572キロ泳げと言うすばらしい検索結果が表示されています。


「大西洋を泳いで渡るヤツなんているわけ無いだろう!」と決めつけるのは早計。実は第3のブラウザ「Opera」を作っているOpera社のCEOが2005年4月19日にこんなプレスリリースを出して騒ぎになりました。

スラッシュドット ジャパン | Opera8が4日間で100万DL達成ならCEOが大西洋を泳いで渡る

ノルウェーからアメリカまで泳ぐ、しかも途中の休息は1回だけという条件付き。結果、本当に4日間で達成され、ついに挑戦することに。しかし、結果は……。


livedoor ニュース - 「Opera 8が4日間で100万ダウンロード達成したら大西洋を泳いで渡る」と宣言したOpera社CEO、Jon S. von Tetzchner氏、大西洋横断を途中で断念

というわけで、失敗。それから実に2年近くの月日が流れたわけですが、今度は誰が挑戦することになるのでしょうか?

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in メモ,   ネットサービス, Posted by darkhorse

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