フラッシュメモリー搭載「VAIO type T」徹底ベンチマーク比較
先日の記事で、「VAIO type T」の標準仕様の店頭販売モデル「VGN-TZ50B」と、CPUに最新のCore 2 Duoと、記録媒体として32GBのフラッシュメモリーを搭載したVAIOオーナーメードモデル「VGN-TZ90S」の起動速度の違いをムービーで比較してみたところ、圧倒的な違いがあることが発覚しました。
そこで今回はそれぞれのマシンで複数のベンチマークを測定し、それを比較してみました。いったいどれだけの違いが出るのでしょうか。
詳細なベンチマーク結果は以下の通り。
まずは標準仕様の店頭販売モデル「VGN-TZ50B」の詳細なスペックを紹介。OSはWindows Vista Home Premiumで、メモリは1GB搭載されています。ちなみに利用したベンチマーク測定ソフトは「CrystalMark 2004R2」です。
CPUはCeleron Mの1.20GHz。
HDDは東芝の「MK8009GAH」。Ultra DMA/100対応のIDE接続モデル。容量は80GB。
チップセットはIntel 945GM Express。VGAのチップセットはIntel GMA 950。
続いてVAIOオーナーメードモデル「VGN-TZ90S」です。標準仕様と同じくOSはWindows Vista Home Premiumで、メモリは2GB搭載。
CPUはCore 2 Duoの1.20GHz。
記録媒体は32GBのフラッシュメモリー。Ultra DMA/66対応のIDE接続モデル。
併載されているHDDは東芝の「MK1637GSX」。SATA/150対応のSerial ATA接続モデル。容量は160GB。
チップセットは標準仕様と同じでIntel 945GM Express。VGAのチップセットもIntel GMA 950。
さっそくベンチマークを計測してみました。こちらは標準仕様の「VGN-TZ50B」のもの。
HDD単体で計測した場合。
そしてこっちはVAIOオーナーメードモデル「VGN-TZ90S」。2倍を超える数値が出ています。
記録媒体単独で計測した場合。やはりフラッシュメモリーの速度は圧倒的なようです。
続いて「HDBENCH Ver3.40 beta6」で計測してみました。こちらが標準仕様。
こちらはオーナーメードモデル。3倍近い差を付けています。
HDDやフラッシュディスク、USBフラッシュドライブの性能を測定する「FDBENCH」でも計測してみました。こちらは標準仕様。
こちらがオーナーメードモデル。やはり差がありすぎ。
案の定、差が如実に表れる結果となりました。ハイスペックを求めるのであれば、オーナーメードモデルの購入を視野に入れても良いと思われます。なお、ベンチマーク中に排熱口からの排気の温度を計測したところ、標準仕様の「VGN-TZ50B」では48.8℃、VAIOオーナーメードモデル「VGN-TZ90S」では53.2℃でした。
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