Windows Vistaの登場により、42週間ぶりにPCの販売台数が前年比超え
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンという会社が、家電量販店での販売データを元に発表した販売動向速報によると、1月30日に発売されたWindows Vistaの登場によって、ずっと前年比を下回っていたPCの販売台数が42週間、実に10ヶ月半ぶりに前年比を上回ったそうです。
ちなみに実際に販売された台数のうち、Windows Vistaを搭載しているPCの割合は53%だったとのこと。Windows Vistaは低迷していたPC市場の起爆剤になるということでしょうか。
詳細は以下の通り。
Windows Vista(TM)発売後初の週末、PC販売が前週比18%増
~42週間ぶりの前年比超え(週次データより)~
この速報によると、Windows Vista発売開始後初の土日である2月3日と4日のPC販売台数は、前週の土日と比べて18%増加しており、前年の同週末と比べても10%増加しているとのこと。そしてWindows Vistaが発売された週(1月29日~2月4日)全体で見ると、42週間ぶりに前年を上回ったそうです。
また、販売されたPCにおけるWindows Vistaの搭載率はノートが54%、デスクトップが50%で平均53%で、そのうちWindows Vista Home Premiumが61%、Windows Vista Home Basicが39%だそうです。あれ、Ultimateは…?
売れ筋のPCトップ5は以下の通り。メーカー名と型番、搭載OSの順です。
・ノート
1.NEC:PC-LL550HG(Windows Vista Home Premium)
2.NEC:PC-LL750HG(Windows Vista Home Premium)
3.東芝:PAAX940LS(Windows XP Home)
4.富士通:FMVNF50U(Windows Vista Home Premium)
5.ソニー:VGN-N50HB(Windows Vista Home Basic)
・デスクトップ
1.NEC:PC-VS300HG(Windows Vista Home Premium)
2.富士通:FMVLX50UD(Windows Vista Home Premium)
3.富士通:FMVLX70UD(Windows Vista Home Premium)
4.ソニー:VGC-LB51B(Windows XP Home)
5.日本電気:PC-VL300GD(Windows XP Home)
なおPC自体は、2002年に家電量販店で販売された主要製品において、金額構成比で全体の21%を占めていたそうです。しかし平均単価の下落や消費者の薄型テレビに対する購入意欲が高まったことから、2006年は13%にまで下がってしまっていたとのこと。そこまで下がっていたのか…。
この速報では、Windows Vistaの登場を起爆剤に、PCが家電市場の牽引役に返り咲くことを期待したいと締めくくっています。
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