日本マクドナルド、ついに連結営業利益が651.3%増
先日、日本マクドナルドホールディングス株式会社が2006年12月期(2006年1月1日~2006年12月31日)の連結による中間期業績(2006年1月1日~2006年6月30日)を発表したのですが、どうやら今までのあらゆる対策が功を奏したようです。
既存店客数が前年比3.0%増、既存店売上についても4.4%増。あの巨体でこれだけの増加率を、あれだけの失態の後から生み出すというのはなかなかできるものではないので、「マクドナルドはよくやった」と言っていいのではないかと。
詳細は下記の通り。
2006年12月期中間期連結業績概況
具体的には以下の5つが利益増の原因。
(1)昨年度のバリュー戦略による客数の獲得および本年度の価格の見直し
(2)過去2年に亘る店舗開発および店舗運営に対する積極的な投資
(3)24時間営業を含む営業時間延長
(4)新規メニューの投入
(5)マーケティングを含むコミュニケーション戦略の強化
特別なことをしたわけではなく、むしろ経営の基本に忠実といった感じです。ということは、今までその基本をおざなりにして無茶苦茶やっていたと言えるわけですが…。
コレに伴い、業績予想数値も上方修正されてます。
2006年12月期通期業績予想の上方修正及び
2006年12月期中間業績予想との差異並びに
「固定資産の減損に係る会計基準」の適用に伴う
特別損失の発生に関するお知らせ
バリュー戦略の実施、24時間営業、新規メニューの投入がこれだけの上方修正を可能にするとは…。既存のビジネスでうまくいっていないところはちょっと振り返ってみた方がいいのかも知れません。
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