マクドナルドは世界でも変わろうとしている
既に前回伝えたように、日本のマクドナルドは大きく転換を図っているわけです。で、世界的に見てもやはりマクドナルドはいろいろな変更をこの30年来初めて行っているようで。
まずはメニュー。オーストラリアでの例ですが、こういうメニューがあるそうで。
McDonalds
http://www.mcdonalds.com.au/html/ourFood/deliChoices.asp
Deli Choices - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Deli_Choices
実際の店頭での「Deli Choices」の様子
以下が実際に食べた人の感想。
SYDNEY GAZE : マクドナルドのDeli Choices
http://sydneygaze.exblog.jp/1961411/
また、店舗のカラーや設備も変更してます…
McDonald's Tricky Makeover
これを見ると日本の店舗をかなり参考にしている様子がうかがえます。
その成果なのか知りませんが、米マクドナルドの4月既存店売上高は+6.2%。特に欧州は好調で、先に挙げた限定メニューなどが好評とのこと。これに引き替え、日本のマクドナルドでは06年1~3月期の既存店売上高は前年同期比0.8%増にとどまっているわけで。
これを受けて今年の夏までに24時間営業店舗を200店に増加させ、最終的には900店程度にするとのこと。この決定の背景には、外食と総菜を持ち帰る形態、いわゆる「中食(なかしょく)」においてマクドナルドが決定的な弱さを持っていることが原因としてあるようです。この中食市場においては6割がコンビニエンスストア。残り4割を残りの産業で奪い合っているわけですがその中でマクドナルドのシェアは1%。
そのため、ここを切り崩して拡大すれば収益が上がるという判断のようです。なお、ケンタッキーやモスバーガーは中食対策として「出前方式」を採用しています。マクドナルドも配達してくれるのであればウレシイのですが…。
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