メモ

衛星軌道上まで飛行する軍用シャトル計画「ブラックスター」の存在


どこぞの陰謀論みたいなのですが、その筋の人にとっては超有名な悲劇の爆撃機、「超音速大型爆撃機B-70 ヴァルキリー」をベースにした衛星軌道上まで飛行し、そこに設置された衛星軌道上の秘密基地へ武器を運んだりする軍用シャトル計画、その名も「Blackstar」というのが実際に計画され、実行に移る段階にまで来ていたことが発覚しました。Two-Stage-to-Orbit 'Blackstar' System Shelved at Groom Lake?

これが超音速大型爆撃機B-70 ヴァルキリー
http://explorer.road.jp/us/aviation/dayton/strategicbomber/xb70.shtml
http://www.geocities.jp/tanakaiga/mo-xb70.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/XB-70_(%E7%88%86%E6%92%83%E6%A9%9F)


ノースアメリカンXB-70(North American XB-70)は、アメリカ空軍の試作戦略爆撃機。製造は2機のみ。愛称はヴァルキリー(Valkyrie)(北欧神話の戦乙女ワルキューレの英語読み)。

最高速度マッハ3でアラスカ-モスクワ間を無着陸で往復可能な超音速戦略核爆撃機として計画されたものの、大陸間弾道ミサイルの発達などで存在意義を失ったことなどから正式採用には至らず、また試作機のうち一機は空中衝突事故で失われた。現在は残された一機がライト・パターソン博物館に展示されている。

近未来的なデザインに悲劇的な結末も相まってか、飛行当時はもとより引退後もなお非常に人気の高い機体である。


で、事故により黒い方は失われたようですが、この黒い方と同じカラーリングでヴァルキリーをベースにしたものが秘密裏に建造されていたというのだからにわかには信じがたい話です。実際にAFSPC、アメリカ空軍宇宙軍でもこれを想定した訓練が一時期行われていたとの証言もあり、本気で衛星軌道上に米国宇宙軍基地を建造し、そこに爆撃機を設置するということをお考えになっていたようで。この計画が頓挫した理由は言うまでもなく冷戦の消滅と、コストの問題。というか、コスト高すぎ。コストの問題さえクリアできれば、実際に運用されていたそうです。で、この衛星軌道上航空兵器の主目的は敵国の同様の衛星兵器の撃墜にあったらしい。敵国ってどこですか……

また、この衛星軌道上まで単体で飛行可能な軍用シャトル、実際に沖縄から離陸したという報告書まであるそうで。夜の闇に紛れて宇宙まで飛んでいったわけですか…?ナトリウムイオンレーザー検知器が搭載され、乱気流などを感知して衛星軌道上から地上の爆撃目標を設定できたそうです。もうココまで来るとSFの世界ですね。

ちなみにこの計画の原型は1950年代には既に出てきており、実用可能の段階であったと言うからさらに驚きです。この二段式ロケット搭載のシャトルの特許に関してはボーイング社が所有していることから、この計画に何らかの形で関わっていたのでは?という推測も。この際の生産物が実験機、X-20「Dyna-Soar」と呼ばれていた宇宙往還機で、これ自体は計画中止になっていると言うことだが、実際にはそうではなかった、ということ。

X-20
http://members.jcom.home.ne.jp/knights/x20.html

experimental 実験機
http://marvellouswings.com/Aircraft/X/X.html

この調子でいくと、現時点では一体何をアメリカは作っているのかという話に……。X-Filesとかがアメリカで大ヒットする事情は実際にこんなことをやりまくっているからですね…。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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