GoogleがAmazonに対抗し即日配達サービス「Google Express」で生鮮食品の配送をスタート


Googleが提供する即日配達サービス「Google Express」が、生鮮食品の宅配をサンフランシスコとロサンゼルスでスタートしました。

Cold grocery FAQ - Google Express Help
https://support.google.com/shoppingexpress/answer/6315260

Google Launches Fresh-Grocery Deliveries - Digits - WSJ
http://blogs.wsj.com/digits/2016/02/17/google-launches-fresh-grocery-deliveries/

Googleの即日配達サービス「Google Express」は、Googleが試験的に提供していたGoogle Shopping Expressというサービスを改名&有料化したサービス。コストコやTargetなどの大手小売りチェーンも複数参加しているサービスで、ストア内の商品を注文すれば数時間以内に配達してもらうことが可能です。

Google Expressの協賛企業にはコストコやトイザらスロクシタンなどの日本でも馴染みのある企業から、Target・Barnes&Nobleホールフーズ・マーケットなどの大手チェーンも並んでいます。よって、書籍や家電製品。美容器具に食料品まであらゆるものを購入可能です。


そのGoogle Expressで、肉や卵などの傷みやすい生鮮食品の配達サービスがサンフランシスコとロサンゼルスの一部地域でスタートしました。


そもそも生鮮食品の配達事業は在庫を特に多く抱える必要のある分野であるため、もうけの少ない分野と言われています。しかし、この分野にGoogleよりも先に参入しているAmazonやその他の企業は、高額な配達コストと2%という非常に低い利益率でなんとか利益をあげている、とのこと。これらの企業は配送エリアの近くに巨大な倉庫を構え、倉庫内には生鮮食品をストックしておくための巨大冷蔵倉庫を備えています。しかし、Googleはパートナー企業の店舗から直接商品をピックアップして配達するそうで、これによりGoogle自身が「多くの生鮮食品の在庫を抱える」というリスクを回避することができる、としています。

なお、サンフランシスコの一部地域はコストコの生鮮食品配達からサービスがスタートし、ロサンゼルスではコストコ・Smart&FinalVicente Foodsの生鮮食品の配達からサービスが始まる模様。生鮮食品の即日配達サービスは、15ドル~35ドル(約1700円~4000円)以上の購入で利用可能とのことです。


Google Expressの年間会員費用は95ドル(約1万1000円)ですが、生鮮食品の配達は会員ならば1回につき2.99ドル(約340円)の配送料で使用可能。競合サービスのAmazon Prime Nowは会員しかサービスの利用ができませんが、Google Expressは非会員でも配送料4.99ドル(約570円)+商品代金を支払えばサービスを利用できます。

なお、近年のGoogleはWi-Fiルーターを販売したりモバイル通信サービスをスタートさせたりと、本業の検索事業から遠く離れた場所で事業を展開しているように感じられることがありますが、過去にGoogleのエリック・シュミット会長は「我々のライバルがBingやYahooだと思っている人も多いが、検索分野で最大のライバルはAmazonだよ。Amazonは一般的にみれば検索エンジンと考えられていないかもしれないが、人々は何かが欲しいときに必ずAmazonで探すんだ」と語っており、その最大のライバルに対抗するためのサービスとしてGoogle Expressを拡大しているものと推測できます。

・関連記事
Googleが密かに教育機関向けサービス「Play for Education」を終了 - GIGAZINE

Google写真管理サービス「Picasa」が終了、今後は「Googleフォト」に統合 - GIGAZINE

Googleの自己学習する人工知能DQNを開発した「ディープマインド」の実態、何が目的なのか? - GIGAZINE

Googleが180個の人工衛星を使って全世界のどこでもネットを可能に - GIGAZINE

Googleを傘下に収める巨大企業Alphabetが誕生 - GIGAZINE

136

in ネットサービス,   , Posted by logu_ii