試食

大阪駅そばの地下道の立ち飲み屋「松葉」が9月末閉店らしいので行ってきた


立ち食いそばや立ち飲みのビアスタンドは駅中のテナントとしてポピュラーな部類に入りますが、大阪駅(梅田駅)の地下街には串揚げが食べられる「松葉」というお店があります。JR大阪駅と阪神梅田駅・地下鉄(御堂筋線)梅田駅を結ぶ通り道にお店を構え、いつもお客さんが入っていて気になっていたもののなかなか入る機会がありませんでしたが、なんと9月の末で地下道拡幅工事に伴い立ち退きを求められているとのこと。もう行く機会がなくなってしまうかもしれないのでお店に行ってきました。

松葉の所在地は「大阪府大阪市北区梅田3 大阪駅前地下街4号」。Googleマップで見ると、このダイコクドラッグのピンの下に相当します。


地下鉄梅田駅の最も南側の改札を出て右手へ進むと、その右側に広がるのがこんな光景。だいたい、どんな時間帯でもお客さんがいるので、飲み屋というよりは立ち食い蕎麦屋のような雰囲気。「地下街の一角にあるお店」というよりも「地下道にあるお店」という感じです。


お店は退店してしまう可能性もあってか普段以上の賑わいで、店外左側には並んでいる人もいました。とはいえ立ち飲みのお店なのでお客さんは飲み食いして10~20分で出て行く人が多い様子。並んでいてもそこまで待たずにお店に入れます。


メニューは1番安い串が牛串・ウインナー・じゃがいもで税込100円。最も高いものが冬季限定のかきで税込180円。お酒はビール・日本酒・ハイボール・焼酎などが用意されています。


ちょうちんはかなり年季が入っており……


のれんなども年季が入っています。。


お店に入ると店員さんが忙しく動いていました。


揚げ台は1番右にあり、常に何か串を揚げています。基本的にはテーブルの前に既に串が置かれているので、それをお皿に取ればOK。冷めてしまっているものもありますが、空いている時間であれば揚げ直してもらえるようです。


串かつ店ではおなじみの二度漬け(二度付け)禁止の張り紙も。


店内のテーブルには店外とほぼ同じメニュー表も置かれていました。まず入店すると飲み物を聞かれるので今回は生ビール(大)(税込700円)を注文。


テーブルの前にどんどん揚げたての串が置かれるので取ってみます。


あれやこれやを串を選んでいると、ビールが到着。


いろんな種類の串を選んでみました。冷めないうちにどんどん食べていきます。


まずはテーブル手前のソースに串カツを付けます。


なす(税込120円)は油を少し吸っていてなすの味が良く引き出されています。衣はやや厚いもののそのおかげでなすの旨味が抜けていないようです。ソースはやや辛口のウスターソースでサラサラしており野菜などの甘味も感じられました。


揚げ物とビールの相性は言うまでもなし。今回は大ジョッキで注文しましたが、中ジョッキで注文すると「松葉」と書かれたジョッキで提供されます。


牛串(税込100円)は牛に対してやや衣が多め。衣のサクサクとした食感と香りがと牛肉の旨味と相性が良くミニサイズの牛かつといったところ。


カマンベールチーズ(税込150円)は塩を振って食べるのがオススメとのこと。


程よくトロッと溶けたチーズと香ばしい衣の組み合わせがいい感じ。チーズ自体に十分旨味と香りがあるので、塩をかけるか何も付けずに食べたほうが良さそうです。


まぐろ(税込120円)にはからし醤油をかけて食べます。


まぐろの旨味が抜けてしまうことなく厚めの衣とまぐろの相性もいい感じ。「まぐろは刺身で食べる物」という考えの人も、まぐろの脂が温めることによって溶けてるのでまた新たな味を楽しむことができオススメです。


若どり(税込160円)はゲンコツより少し小さいくらいの大きさ。揚げたてだと手に持つ骨の部分が熱いので注意が必要です。


鶏の皮が付いた状態で揚げられており、ちょっとコッテリしたパンチのある味わい。カレー風味に味付けられており、お酒がどんどん進みました。


玉ねぎ(税込120円)は揚げることによって甘味が引き出されており、甘辛いソースとの相性が抜群。


口が少しこってりしてきたらキャベツを手前から取って食べます。


ソースを付けて食べるといい感じ。食べ放題ですが、お店の回転が早いのであまり食べ過ぎない方が良さそう。


豚玉はミンチにした豚肉に大葉が入っており、豚のジューシーな旨味と大葉の清涼感のある味わいが同居しています。珍しいメニューなのでお店に行ったら頼んでおいていいかも。


えびはやや小さめですが、プリプリとした食感でえびフライに近い感じで食べられます。


完食。お会計は串の種類でわかるようになっているので、店員さんが計算してくれました。周りの人を見ていると15分前後でお酒1杯と串を3~5本食べて1000円前後の会計で食事を済ませている人が多いようでした。


訪れた時刻は夕方17時頃でしたが、ひっきりなしに人が訪れていました。


この梅田駅近くにある「松葉」は残念ながら9月30日で閉店予定ですが、近くの新梅田食道街に総本店があり、ほぼ同じメニューを扱っています。しかし、1948年に開店して、いつもそこにあるのが当たり前になっていたお店が閉店してしまうというのは寂しいものがあります。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
串かつ食べ放題1Dayパスで100本の串かつに挑戦してきました - GIGAZINE

大阪の新世界で串カツを山のように食べてきました - GIGAZINE

くまモンやバリィさんなど78体のゆるキャラが新世界に登場、串かつのギネス挑戦も - GIGAZINE

人が多すぎて45分も前倒し、JR大阪駅を大リニューアルした「大阪ステーションシティ」ついにグランドオープン - GIGAZINE

ミニ植物工場を店舗内に備えた「サブウェイ野菜ラボグランフロント大阪店」 - GIGAZINE

駅ナカでゆっくり日本酒の飲み比べができる「のもの 上野店」で飲んできた - GIGAZINE

新宿駅内でコーヒー・ソーセージ・パンなどにこだわり40年以上営業している「BERG」に行ってきました - GIGAZINE

in 試食, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.