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オープンソースソフトウェアのためのホスティングサービス「Codeberg」が生成AI主体のプロジェクトを投票で禁止


Codebergオープンソースプロジェクトのために作られた非営利のホスティングサービスであり、GitHubの代替サービスとしても人気を集めています。そんなCodebergが運営団体の会員による投票で、主に生成AIのコードで作られた「バイブコードプロジェクト」を禁止することを決定しました。

Protecting our FLOSS commons from LLMs — Codeberg News
https://blog.codeberg.org/protecting-our-floss-commons-from-llms.html

Codeberg Has Drawn a Hard Line on Use of AI With Community Backing
https://itsfoss.com/news/codeberg-bans-ai-contributions/

Codebergは議論の的となっている大規模言語モデル(LLM)に関する2つの提案について、14日間の投票期間を設けて会員投票を実施しました。その結果、2つの提案は賛成多数で可決され、CodebergはAIに対して厳しいスタンスを取ることが決定されました。


可決された1つ目の提案は、「CodebergがAIモデルのトレーニングにプロジェクトやユーザーのデータを利用しない」というものでした。すでにCodebergのプライバシーポリシーでは、暗黙のうちにAIモデルのトレーニングにユーザーデータを使わないことが示されていました。今回の投票により、Codeberg関連サービスがAIモデルのトレーニングにユーザーデータを使わないことが明確となりました。

Codebergは声明で、「Codeberg forgeおよび関連サービスは、LLMなどのAIツール(トレーニング入力に基づいて出力を生成することを目的とするツール)のトレーニングに、プロジェクトやユーザーのコードやデータを使用しませんし、今後も使用することはありません。当協会は、これらの技術は責任あるフリーかつオープンソースのソフトウェアの作成と維持とは相容れないと考えています」と述べています。


2つ目の提案はCodebergの利用規約を改定し、主に生成AIの力で作られた「バイブコードプロジェクト」を禁止するというものです。ここでのバイブコードプロジェクトとは、ClaudeやOpenAI Codexなどの生成AIによって出力されたコードを主体とするもののことを指します。

Codebergがバイブコードプロジェクトを禁止する理由としては、さまざまな要因が上げられています。まずCodebergは、LLMが非常に高価な技術であり、企業が投資回収フェーズに入ったことで消費者の負担が増大していると指摘。この負担は実際にAIと契約するユーザーだけでなく、ハードウェア価格の上昇やエネルギー消費の増加、環境破壊といった形でこの世のあらゆる人々が支払うことになるとしています。

たとえばCodebergは、ホストしているコードをAIトレーニングに利用しようとするAI開発企業のクローラーにより、定期的に大きな負荷にさらされています。これらのクローラーはCodebergがホストするすべてのページを読み取ろうとするため、コストのかかるデータベースクエリを生み出し、サービス品質の低下や防御策の構築による時間とコストの消費などにつながります。

さらにCodebergは、AIを使って開発チームの仲間がいないまま大量のコードを生み出し、ユーザーコミュニティが存在しない独りよがりなプロジェクトを生み出す開発者を問題視しています。Codebergは、「開発者が1人でユーザーもほとんどいないプロジェクトが、Codeberg上でCI/CDやストレージリソースを節約して運用している最大規模のコミュニティプロジェクトと同等、あるいはそれ以上のリソースを消費しているのは、私たちにとってばかげているように思えます。私たちの貴重な寄付金を大規模なゴーストプロジェクトのホスティングに投資するのは妥当ではないと考えています」と批判しました。

他にも、AIクローラーやAI開発者の増加に伴うハードウェアコストの上昇や、データセンターによる大量のエネルギーや水の消費、それに伴う大気汚染や近隣住民への騒音公害なども問題だとCodebergは指摘しています。


Codebergは、FOSS(自由ソフトウェアおよびオープンソースプロジェクト)におけるLLMの普及はリポジトリの貢献者間の信頼関係や、友好的なコラボレーションという概念に対する攻撃にもなっていると指摘。実際、オープンソースプロジェクトにLLMで生成された大量の貢献が提出されることで、メンテナがレビューに費やす時間や労力が増しています。

今回の提案が可決されたことは、Codebergが人間の開発者によって構築・維持されるプロジェクトを支持するという方針を表すものです。しかし、Codebergは多くの開発者がLLMを仕事に利用してることを理解しており、すぐに大量のリポジトリが削除されるというわけではないとのこと。

今後のプロジェクトに対する影響について明確に回答するのは難しいものの、「ソフトウェアに関心を持ち、維持管理を行う活発なコミュニティを持つプロジェクト」「LLM以前の歴史が豊富なプロジェクト」「LLMを多用しているわけではないプロジェクト」などは影響を受けない可能性が高いとされています。

また、Codebergはすべてのコンテンツの自動スキャンに多大な時間とリソースを費やす予定もないため、たとえAIを使っていても「リソース消費の少ないサイドプロジェクトや実験」「小規模なツールやカスタムスクリプト」は見過ごされる可能性が高いそうです。

しかし、「AIエージェントが自律的に作成したプロジェクト」「LLMを多用して作成・維持されるプロジェクト」「消費するリソースが関係者と比べて大幅に多いプロジェクト」「LLMエコシステムに深く関係するプロジェクト(LLMの利用を容易にするためのLLM開発者によるツールなど)」「プロジェクトのカスタムポリシーに違反してLLMの貢献を送信するユーザー」などは、禁止される可能性が高いとCodebergは述べました。

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in AI,   ネットサービス, Posted by log1h_ik

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