人型ロボット教師&AIアシスタントを教育現場に試験導入する学区が登場

アメリカ・ニューヨーク州キャタラウガス郡サラマンカの学区が、2026年秋から人型ロボットを教育現場に導入すると発表しました。この人型ロボットは教師に取って代わるものではなく、生徒と教師の両方に学習支援を提供するものとなるそうです。
Rural NY School To Launch Humanoid Robot Teacher
https://nysfocus.com/2026/07/14/new-york-humanoid-robot-teacher-salamanca-school-district

New York school district is testing lifelike robot teachers | Mashable
https://mashable.com/tech/new-york-school-testing-robot-teacher
Realbotix to Deploy First Humanoid Robot and AI Teachers Assistant in U.S. School District
https://www.businesswire.com/news/home/20260624597868/en/Realbotix-to-Deploy-First-Humanoid-Robot-and-AI-Teachers-Assistant-in-U.S.-School-District
Sex Doll Company Creates AI Teachers For New York School District
https://kotaku.com/realdoll-sex-dolls-realbotix-ai-teachers-crypto-new-york-2000716625
2026年6月、ニューヨーク州キャタラガス郡サラマンカの理事会が、Realbotixから人型ロボットを購入する契約を締結しました。これにより、サラマンカの学校ではRealbotixの人型ロボットが導入されることとなります。さらに、生徒のノートPCには「人型ロボットのアバターと対話できるAI搭載教師アシスタントプログラム」も導入される予定です。
Realbotixのアンドリュー・キゲルCEOは、「このロボットを実際の学区に導入することは、AIと人型ロボットの両方にとって画期的な出来事です。サラマンカは人型ロボットとインテリジェントなAIアシスタントがSTEM教育における標準的なツールとなる新時代の幕開けを告げるものです」と語りました。
サラマンカの教育現場で導入される人型ロボットは、「サリー」と名付けられた女性型ロボットです。シリコン製の肌と長い茶色の髪の毛を持ち、本物の人間そっくりな見た目をしているとのこと。座った姿勢で静止したまま動作しますが、上半身を動かしたり、豊かな表情を見せることも可能です。
学生は授業中にサリーとやり取りする際に固有の識別コードを使用します。すると、サリーは学習データにアクセスして、「生徒とAIアシスタントプログラムの過去のやり取り」をチェック。そして、このデータに基づき個人個人にパーソナライズされたサポートを与えられるようになるわけです。
キゲルCEOによると、学生は「こんにちは、私は1234番の学生です」といった風にサリーに話しかけるだけでOK。すると、サリーは「こんにちは、昨日○○(特定の話題)について話していましたね。その会話を続けたいですか?」といった風に返答し、それぞれの学生に適した回答を行えるよう設計されています。
サラマンカでは、高校のAIおよびロボット工学の授業に人型ロボットとAIアシスタントプログラムを導入する予定です。これらの授業ではAppleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏が開発したカリキュラムを用い、需要の高いテクノロジー関連の仕事に就けるよう生徒を育成します。人型ロボットの導入はあくまで試験的なものになりますが、これが成功すれば他の学年などにも提供範囲を拡大する計画があるそうです。
サラマンカ学区のマーク・ビーラー教育長は、同地区がAIを積極的に導入している理由について、「多くの学校は安易な解決策としてAIを禁止していますが、生徒たちは学校が設けたほとんどの規則を回避する方法を見つけるだろうと私は考えています。また、学校がテクノロジーを単に排除するのではなく、適切な使い方を教えることが重要だと考えています」と語っています。
また、人型ロボットと同時に導入されるAIアシスタントプログラムを利用することで、生徒は授業中や放課後に、宿題の手助けをしてもらったり、宿題をアップロードしてフィードバックを受けたり、興味のあるトピックスに関するレッスンを受けたり、100以上の言語をリアルタイムで翻訳してもらったりすることが可能。
なお、サラマンカ学区で導入される人型ロボットには顔認証機能や録音機能などが搭載されていないため、プライバシー面にも配慮があるわけです。
教育委員会の議事録に添付されている契約書によると、人型ロボットの導入費用は5万7590ドル(約940万円)です。ただし、キゲルCEOはこの値段が割引価格であることを明かしています。なお、サラマンカ学区で導入される人型ロボットはRealbotixのMシリーズと呼ばれるロボットで、公式の販売価格は9万5000ドル(約1540万円)からです。

サラマンカ学区の人型ロボットおよびAIの教育現場への導入について、インターネット上では「先見性のある革新的な一歩」と評価する声もあれば、AIを学校教育に導入することに対する懸念を表明する声もあります。
サマランカはアメリカで唯一のネイティブアメリカンの居留地内に位置する都市。サマランカの学区には約1300人の生徒が在籍しており、そのうち32%がアメリカあるいはアラスカの先住民族で、79%が経済的に恵まれない家庭の出身です。そんなサラマンカ在住の保護者であるシエラ・エイブラムス氏は、「私たちの地域には、環境問題をはじめ、すでに多くの問題があります。そこにAIを加えるという考え方が理解できません。学校にAIを導入することは、私たちの信念すべてに反することだと思います」と語り、AI導入に否定的な見解を示しました。
Realbotixは、人型ロボットとAIアシスタントプログラムが学区のカリキュラムに基づいてトレーニングされており、会話は常に教育的な課題に戻るよう設計されていることをアピール。生徒が自殺、自傷行為、その他の不適切な用語について言及した場合、自動的に学校管理者に警告が発せられるよう設計されていることも明かしています。
また、安全性とプライバシーについても重視されており、人型ロボットとAIアシスタントプログラムはインターネットに接続されない閉鎖されたシステム上で動作し、Realbotixは生徒の個人情報を特定できるような情報にアクセスできないよう設計されています。

サラマンカ学区に人型ロボットとAIを導入するRealbotixは、カナダのトロントを拠点とする「Tokens.com」と呼ばれる企業としてスタートしました。当初、Tokens.comはメタバース上のデジタル土地をレンタルするサービスを提供していたものの、2024年4月にはセックスドール製造企業であるRealDollの親会社であるSimulcraを買収しています。これについて、Realbotixの広報担当者は「RealbotixとRealDollは従業員・給与・拠点・技術を共有していません」と現地メディアのNew York Focusに説明しました。加えて、RealbotixはRealDollの事業を分離することを計画しているとも説明しています。
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in AI, Posted by logu_ii
You can read the machine translated English article A school district is beginning to pilot ….







