スムージーにバナナを入れると健康に良い成分の体内濃度が低下する

スムージーはいろんな果物や野菜などを混ぜて楽しめる飲み物で、中でもバナナは「甘味を足す」「食感を滑らかにする」「全体的にマイルドな味にする」といった効果がある人気の食材です。ところが、2023年に英国王立化学会の学術誌であるFood & Functionに掲載された論文では「スムージーにバナナを入れると特定の成分の体内濃度が低下する」という研究結果が示されています。
Impact of polyphenol oxidase on the bioavailability of flavan-3-ols in fruit smoothies: a controlled, single blinded, cross-over study† | Food & Function | The Royal Society of Chemistry
https://pubs.rsc.org/fo/article/14/18/8217/809363/Impact-of-polyphenol-oxidase-on-the
Most Health Benefits From Fruit Smoothies | UC Davis
https://www.ucdavis.edu/health/news/right-combo-getting-most-health-benefits-fruit-smoothies
Leave This Fruit Out of Your Next Berry Smoothie, Experiments Suggest : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/you-might-want-to-leave-this-fruit-out-of-your-next-smoothie-experiments-suggest
研究チームはスムージーに含まれる成分のうち、「フラバン-3-オール(フラバノール)」に着目しました。フラバノールは「リンゴ」「ナシ」「ブルーベリー」「ブラックベリー」「ブドウ」「ココア」といった食材に含まれるポリフェノールの一種で、心臓や認知機能の健康に良い影響を与えるとされています。
バナナの皮をむいて時間がたつと果肉が茶色く変色します。この変色はポリフェノールオキシダーゼ(PPO)という酵素によってポリフェノールが酸化することで生じています。研究チームはPPOがフラバノールに与える影響を調べるべく、「PPO活性が高いバナナを含んだスムージー」と「PPO活性が低いベリー類を含んだスムージー」を被験者に飲ませて、血液と尿に含まれるフラバノールの濃度を測定しました。

実験の結果、バナナスムージーを飲んだ被験者のフラバノール濃度は対照群と比べて84%低いことが判明しました。論文の筆頭著者であるハビエル・オッタヴィアーニ氏は「バナナを1本加えただけで体内に吸収されるフラバノール濃度がこれほど低下するとは、本当に驚きました」と述べています。
オッタヴィアーニ氏はフラバノールの摂取量を増やす場合は「ベリー類などのフラバノールが豊富な食材」と「パイナップルやオレンジ、マンゴー、ヨーグルトなどのPPO活性の低い食材」を組み合わせてスムージーを作るように勧めています。一方でバナナについても「バナナはそのまま食べてもスムージーに使っても素晴らしい果物」と指摘しています。

・関連記事
電源なしでも使えてスムージーもみじん切りも1台だけでサクッとこなせるハリオの便利調理家電「コードレス 2WAY ブレンダー」レビュー - GIGAZINE
「スムージーは本当に体にいいのか?」という疑問に専門家が回答 - GIGAZINE
安くて長持ちする冷凍・缶詰の果物や野菜を選ぶ時の注意点とは? - GIGAZINE
アイスクリームに2500年の歴史あり、現代のアイスクリームはいつ生まれたのか? - GIGAZINE
食べ物の「捨てた方がいいライン」と「まだ食べても大丈夫なライン」について専門家が解説 - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in サイエンス, 食, Posted by log1o_hf
You can read the machine translated English article Adding bananas to smoothies lowers the c….







