AI関連求人で「AI責任者」や「データアノテーター」の職が急増中

AIの発展により、「AIで代替可能な職種の失業者が増える」「新規採用が滞る」といった懸念が強まっています。一方で、「AI責任者」など新たな職種の求人が増加していることを経済誌のウォールストリートジャーナルが報じています。
The New Jobs Being Created by AI - WSJ
https://www.wsj.com/tech/ai/wanted-head-of-human-ai-solutions-the-new-jobs-being-created-by-ai-870c6ed5

ゴールドマン・サックス・リサーチのレポートによると、AIは全労働時間の4分の1を占める業務を自動化する可能性があり、特に事務、法律業務、建築、工学などの分野で大きな自動化が進む可能性があるとのこと。実際、オラクルはAIデータセンターに多額の投資を行いつつ大規模な人員削減を行い、AIの台頭がホワイトカラー職の人員削減につながるという懸念を浮き彫りにしました。
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一方で、AI関連職種の募集は増加し続けており、求人サービスを手がけるLinkedInが2023年から2025年の求人データを分析したところ、AIはAI責任者やAIエンジニアなどアメリカ国内のホワイトカラー職だけでも64万件の雇用を創出したとのこと。LinkedInの経済部門責任者であるコリー・カンテンガ氏は「労働市場の方向性を変えるほどではない」と前置きしつつも、「AI関連の職種は一直線に成長を続けている」と述べています。LinkedInの調査によると2023年にはAI関連の求人は全求人の1.6%しか占めていませんでしたが、2025年には2倍以上となる3.4%に到達したとのこと。
特に求人が増えている仕事はAI部門の責任者で、2023年から2025年にかけて22万5000件の採用が行われたとのこと。また、AIがトレーニングできるように画像やテキスト、音声をチェックしてラベル付けを行うデータアノテーターの職種は31万2000件の求人があったとのこと。
AI人材派遣会社micro1の最高経営責任者であるアリ・アンサリ氏は、AIアノテーターへの需要は爆発的に増加していると述べています。実際、micro1は2022年設立ながら既にパートタイムのデータアノテーターを数万人雇用しているとのこと。アノテーターの中にはジャーナリズムや金融などさまざまな職についている人もおり、平均時給は約70ドル(約1万1700円)だそうです。

ただし、こうした求人を行う企業は非常に偏っており、求人サイトIndeedの分析では全企業のうち1%がAI関連求人の90%を占めているとのこと。とは言えAIに言及した求人広告を出している企業の割合は2018年に2%だったのが2025年には6%へと増加傾向にあり、Indeedのエコノミストであるコーリー・スタール氏は各企業がAIを管理するための専任従業員をどれくらい必要とするかがまだ明らかになっていない点を指摘し、「まだ始まったばかり」と述べました。
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in AI, Posted by log1d_ts
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