セキュリティ

車載アルコール検知器がサイバー攻撃で機能停止し全米で車が使用不能に


車載アルコール検知器を開発するIntoxalockがサイバー攻撃を受け、裁判所命令でこの検知器を設置しているドライバーの一部が車両を使用できなくなったと報告しました。

After hackers hit an Iowa company, cars around the country failed to start - Ars Technica
https://arstechnica.com/security/2026/03/after-hack-some-ignition-interlock-users-couldnt-start-their-own-cars/

Intoxalock hack stops cars from starting across US​ | Cybernews
https://cybernews.com/news/intoxalock-hack-breathalyzer-devices-cars-wont-start-us/

アルコール検知器は飲酒運転で有罪判決を受けたドライバーが設置を義務づけられているもので、Intoxalockの製品がよく使われます。


Intoxalockのアルコール検知器は小さな箱とプラスチック製のチューブから成っていて、ドライバーはチューブに息を吹き込み、法定基準値を下回るアルコール濃度を示さなければ、車を動かせないようになっています。

このテストに合格して車を始動できたとしても、運転中不定期に発生する「再テスト」をクリアしなければなりません。再テストを知らせる音が鳴ると3~15分の猶予が与えられ、ドライバーは路肩に停車して再度息を吹き込む必要があります。再テストを無視したり失敗したりしても車は止まりませんが、クラクションやライトが作動し、停車してエンジンを切るように促されるそうです。


さらに、Intoxalockの利用者は月に一度ほど地元のサービスセンターで装置のキャリブレーションを受ける必要があります。この期限を逃すと装置によってロックアウトされます。

2026年3月14日、このキャリブレーションシステムがハッキングの被害に遭い、多くのドライバーがキャリブレーションを受けられなくなってしまいました。コネチカット州では利用者の7~10%が影響を受けました。

3月18日、Intoxalockは自社サイトのステータスページで「地元のサービスセンターに対して10日間のキャリブレーション延長を許可した」と発表。さらに、「一時的なシステム停止の結果として発生したすべての費用(レッカー代などを含む)を負担する」と述べました。

3月20日時点でもシステムは復旧しておらず、「現時点では、この停止措置を3月22日まで延長する必要がある」とIntoxalockは発表。そして3月22日、同社はついに「システムは再開した」と発表し、設置とキャリブレーションの両方が再び可能になったとしました。

Intoxalock System Status
https://learn.intoxalock.com/status


なお、Intoxalockのアルコール検知器は購入ではなくレンタルのみ可能で、月額約70ドル(約1万1000円)~120ドル(約1万9000円)かかります。

Intoxalockの利用者は長期間車が利用できなかったことや対応に不備があったことに不満を漏らしました

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in 乗り物,   セキュリティ, Posted by log1p_kr

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