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GoogleとEpic Gamesの和解で課金システムの自由化・代替ストアの認可・手数料の引き下げがついに実施される


Googleのアプリ手数料等を巡りEpic Gamesが起こした訴訟がついに決着し、Androidで正式に利用可能なアプリストアが増え、手数料が引き下げられるなどの措置が執られることになりました。両社が「紛争は解決した」と発表しています。

Android Developers Blog: A new era for choice and openness
https://android-developers.googleblog.com/2026/03/a-new-era-for-choice-and-openness.html

Google’s Changes Will Open Android Devices to Competition - Epic Games
https://www.epicgames.com/site/en-US/news/googles-changes-will-open-android-devices-to-competition-benefiting-developers-and-consumers

事の発端は、Googleの手数料を回避するために独自の決済システムを導入したEpic Gamesが規約違反としてアプリストアから排除されたことでした。これをきっかけにEpic GamesはGoogleを訴え、約5年にわたる法廷闘争を繰り広げました。


2025年11月、両社は和解し、裁判所の承認を待つのみとなりました。

Epic GamesとGoogleのアプリストアを巡る訴訟が和解、取引の種類に応じて標準手数料を20%または9%に引き下げることにGoogleが同意 - GIGAZINE


2026年3月4日、GoogleとEpic Gamesが提出した和解案が裁判所に承認され、紛争が解決したことが公表されました。同時に、Googleが「課金選択肢の拡大」「登録アプリストアプログラム」「手数料の引き下げ」という3つの柱を掲げてAndroidのオープン性を強化することを明らかにしています。

◆課金選択肢の拡大
アプリ開発者はGoogle Playの課金システムと併せて自社の課金システムをアプリ内で使用できるようになるほか、購入のためにユーザーをアプリ外の自社ウェブサイトへ誘導することも可能になります。

◆登録アプリストアプログラム
一定の品質および安全基準を満たすアプリストアからのアプリインストールをさらに容易にする新たなプログラムが導入されます。登録アプリストアプログラムに参加したアプリストアはGoogleに認可され、アプリのインストール手順がこれまで以上に簡素化されることになります。参加しないことを選択したアプリストアは従来のインストール手順を踏襲します。

通常、AndroidユーザーがGoogle Play以外からアプリをインストールしようとすると、Playプロテクトなどのセキュリティシステムが警告を発してユーザーに確認の手間を取らせます。登録アプリストアプログラムに参加するとこの手の確認がなくなるものと考えられます。

登録アプリストアプログラムは2026年内に予定されている主要なAndroidバージョンのリリースと共に、まずアメリカ国外で開始される予定です。


◆手数料の引き下げ
Google Playの手数料が「課金システム利用料」と「サービス手数料」に分離し、2つの料率が合算されてアプリ開発者に請求されます。

課金システム手数料は、市場ごとに料率が設定されます。例えば欧州経済領域(EEA)やアメリカでは5%となります。

サービス手数料は、以下の3つのパターンにより異なります。

・新規インストールについては、アプリ内購入の手数料は20%になります。
・Apps Experienceプログラムおよび刷新されるGoogle Play Games Level Upプログラムへの参加を選択した開発者は、新規インストールについては15%、既存インストールについては20%の手数料になります。
・継続課金型サブスクリプションのサービス手数料は10%となります。

新しい手数料は以下のスケジュールで展開されます。
・2026年6月30日まで:EEA、イギリス、アメリカ
・2026年9月30日まで:オーストラリア
・2026年12月31日まで:韓国および日本
・2027年9月30日まで:その他の国・地域

また、App ExperienceプログラムおよびGoogle Play Games Level Upプログラムは、EEA、イギリス、アメリカ、オーストラリア向けに2026年9月30日までに開始され、その後は上記スケジュールに沿って他地域へ展開される予定です。


Googleは「これらの変更がAndroidエコシステムをさらに強固なものにし、より多くの成功する開発者と、より高品質なアプリやゲームがさまざまな環境で利用可能になると考えています。今後も開発者コミュニティと協力し、次世代のデジタル体験を構築していくことを楽しみにしています」と述べました。

Epic Gamesのティム・スウィーニーCEOはGoogleに感謝すると共に、自社のゲーム「フォートナイト」がGoogle Playに復活すると宣言しました。

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in スマホ, Posted by log1p_kr

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