「GPT-5.3 Instant」が登場、ChatGPTの余計な前置きが減ってウェブ検索機能も強化される

2026年3月3日に「GPT-5.3 Instant」が登場しました。このモデルでは会話の流れを妨げる応答や過度な前置き、断定的すぎる表現が減らされています。
GPT-5.3 Instant:よりスムーズで、日常会話にもっと役立つ | OpenAI
https://openai.com/ja-JP/index/gpt-5-3-instant/
前世代のGPT‑5.2 Instantについては、ユーザーから「安全に回答できるはずの質問を拒否してしまうことがある」「特にセンシティブな話題では過度に慎重だったり押しつけがましく感じられる応答になる」といった指摘があったとのこと。GPT-5.3 Instantでは、モデルによる不要な拒否を大幅に減らすとともに、必要以上に警戒したり、説教調に感じられたりする前置きも抑えているそうです。
OpenAIは「今回のアップデートはChatGPTのトーンや会話の流れの改善に重点を置いています。これらはベンチマークでは必ずしも現れない、単純には測りにくい課題ですが、ChatGPT が役立つと感じられるか、それとも使いにくいと感じられるかを左右します。役立つ回答を返すのが適切な場合には、モデルが不要な前置きを挟まず、質問の意図に集中して直接答えるよう改善しています。その結果、途中で答えが止まってしまうことが減り、より直接的に役立つ回答を提供できるようになります」と述べました。
GPT‑5.3 Instantでは、情報をウェブから取得する場合でも回答の質が向上し、ウェブで見つけた情報とモデル自身の知識や推論をより適切に組み合わせられるようになりました。たとえば、検索結果を単に要約するのではなく、モデル自身の知識や理解も活用しながら最近のニュースの背景や文脈を整理するそうです。

また、以前は検索結果に引きずられて長いリンク一覧や関連性の薄い情報が並ぶことがありましたが、GPT-5.3 Instantではウェブ検索結果を必要以上に重視しないようになっていて、質問の文脈や意図をより的確に捉え、冒頭で重要な情報を提示してくれます。
加えて、GPT‑5.3 Instantは以前のモデルと比べて幅広いトピックにおけるハルシネーション(幻覚)が減り、より事実に即した回答を提供できるようになったとのこと。以前のモデルと比較してウェブを使用する場合のハルシネーション率は26.8%、内部知識のみに基づく場合は19.7%低減しています。

ただ、記事作成時点では日本語や韓国語など一部の言語で応答がぎこちなく感じられたり、直訳調になったりすることがあるそうです。OpenAIは「各言語におけるトーンや自然さの向上に引き続き注力しています」と伝えています。
GPT‑5.3 Instantは既にChatGPTの全ユーザーが利用可能になっていて、開発者向けには「gpt-5.3-chat-latest」としてAPIが提供されています。GPT‑5.2 Instantは有料ユーザー向けに「レガシーモデル」のドロップダウンから3カ月間引き続き利用可能で、その後2026年6月3日に提供を終了します。
また、OpenAIは「GPT-5.4」の登場も示唆していて、「思っているより早くなる」と伝えています。
5.4 sooner than you Think.
— OpenAI (@OpenAI) March 3, 2026
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in AI, Posted by log1p_kr
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