イギリスの規制当局が「男性に対する痛みを伴う同意なき挿入の暗示」があるとしてCall of Dutyの広告を禁止

2025年末に発売されたFPSゲーム「Call of Duty: Black Ops 7(CoD: BO7)」の広告の1つを、イギリスの広告基準局が禁止したことが分かりました。空港の保安検査を描いた動画広告が性暴力を軽視していると見なされたようです。
Activision Blizzard UK Ltd - ASA | CAP
https://www.asa.org.uk/rulings/activision-blizzard-uk-ltd-g25-1319083-activision-blizzard-uk-ltd.html
問題となった動画広告は記事作成時点でまだYouTubeに公開されています。ゲームで忙しいユーザーに代わって仕事をする人物「リプレイサー」が登場する動画シリーズの1つで、空港における保安検査のシーンが描かれています。
Call of Duty: Black Ops 7 - The Replacer "Airport Security" - YouTube

内容を簡単に書くとこんな感じ。
男性保安検査員が男性の乗客に「お前は無作為に選ばれた。壁に向かえ!」と発言

女性保安検査員が荷物から薬の容器を手に取り、歯を舐めながら振り、男性保安検査員に目配せ

男性保安検査員が乗客に「靴以外全て脱げ」と発言

女性保安検査員がビニール手袋をはめて「さあ、人形劇の時間よ!」と発言

CoD: BO7の発売日告知画像が登場

男性保安検査員が乗客の口に金属探知機を入れて「これを噛んでいろ。彼女は乾いたまま入れるつもりだぞ(She's going in dry)」と発言

この広告に対し、「性暴力の軽視」および「薬物乱用の助長」の要素があるとして視聴者が苦情を申し立てたため、広告基準局が審査を行いました。
広告基準局は、「壁に向かえ」と命じられ体を強制的に回転させられる描写、「人形劇の時間よ」という発言は、侵襲的な身体検査を連想させるものであると指摘。また、「これを噛んでいろ」から始まる発言は、「挿入」とそれに伴う痛みを明確にほのめかしていると評価しました。
これらの観点から、広告基準局は「誇張されたコメディであることは理解できるが、男性に対する屈辱や痛みを伴う同意なき挿入の暗示であり、これは性暴力と連想させる表現である」として広告に性的な要素があることを認め、再掲載してはならないとの判断を下しました。
一方で薬物乱用の助長という指摘については、「描写は一瞬であり、薬の種類は不明で、やり取りも曖昧である」という観点から問題なしと判断しました。
制作元のActivision Blizzardは「本広告は18歳以上対象のゲームを宣伝するものであり、不謹慎または誇張されたユーモアに耐性のある成人のみを対象としている。実際の空港保安手続きとは似ても似つかないパロディ的な状況を描いているのは明らかで、登場人物が性的満足を得ている描写もなく、苦痛や虐待ではなくコメディ的なトーンである」と訴えましたが、認められませんでした。
なお、この広告は事前に広告審査団体のClearcastによって審査され、「子ども向け番組以外」の制限付きで承認されており、実際に子ども向けコンテンツでは流れていなかったそうです。
広告基準局はActivision Blizzardに対し、性暴力を矮小化することによって重大な不快感を与えないようにするなど、社会的責任を果たすよう求めました。
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