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AIエージェント「OpenClaw」を予定チェック・グルチャの要約・価格アラート・冷蔵庫の管理などに使っている体験談


2026年1月、AIエージェント専用のSNS「Moltbook」が公開されて大きな物議を醸し、Moltbookのアカウント開設が唯一許可されているオープンソースのAIエージェント「OpenClaw(旧Clawdbot)」も注目を浴びることとなりました。そんなOpenClawを使い倒しているというエンジニアのブランドン・ワン氏が、OpenClawを使い始めていかに生活が便利になったのかを語っています。

A sane but extremely bull case on Clawdbot / OpenClaw | Brandon Wang
https://brandon.wang/2026/clawdbot


Moltbookに関連して話題に上ることが増えたOpenClawですが、ワン氏はOpenClawをローカルで動作するAIアシスタントとして活用しています。OpenClawではAnthropicやOpenAIが開発した複数のAIモデルを利用可能で、さまざまなメッセージングアプリを通してユーザーとコミュニケーションを取ったり、リマインダー・カレンダー・電子メール・メッセージングアプリ・ブラウザなどと連携してさまざまなアクションを実行したりできます。

AIアシスタントとしてOpenClawを活用する場合、さまざまなウェブサイトの閲覧およびログインのために自宅からブラウザにアクセスし、大量のスクリーンショットを撮影する必要があります。そのため、ワン氏は自宅でOpenClaw専用のMac miniを24時間365日稼働させており、プライベートなSlackワークスペース経由でOpenClawとやり取りしているとのこと。

実際にワン氏がOpenClawに行わせているタスクは以下の通り。

・テキストメッセージのチェックとカレンダー作成
OpenClawは15分ごとにメッセージングアプリをチェックし、スクリプトを使用してワン氏が反応したスレッドの内容をまとめ、特定の日に予定が入った場合はカレンダーにイベントを作成します。また、誰かに確認を取る必要がある場合は「保留」としてカレンダーに登録し、ダブルブッキングを避ける仕組みも構築したとのこと。


・翌日の準備
毎日20時になるとOpenClawは翌日のカレンダーをチェックして、ランチや電話会議といった予定をまとめてワン氏に送信します。ワン氏は生まれつき内向的な性格であるため、前日のうちに会議の多い日なのかそうでないのかがわかるのは非常に助かると述べています。

・グループチャットの簡素化
ワン氏が参加しているWhatsAppやSignalなどのグループチャットでは、1日に100件を超えるメッセージがやり取りされています。これらすべてに目を通すのは大変なので、OpenClawが1日に1回これらのグループチャットを確認し、興味深いトピックや会話を要約してくれるそうです。

・大量の価格アラートの設定
以前のワン氏は価格アラートウェブサイトを定期的にチェックし、目当ての製品やホテルの価格変動を調べていました。記事作成時点では、気になる製品やホテルのURLをOpenClawに貼り付けるだけで価格変動を自動チェックしてくれるそうで、ワン氏は30件以上の価格アラートを設定していると述べています。また、「引き出し式のベッドは他のベッドと別の部屋にあるならOK」といった条件を与えれば、OpenClawは予約サイトの写真を確認して条件に合っているかどうかを確かめてくれるとのこと。


・その他のモニタリング
「OpenClawは何かを監視するのに十分な能力がある」とワン氏は述べています。ワン氏は飛行機の遅延情報を伝えるアプリ「flighty」や配達される荷物を追跡するアプリ「parcel」に課金して機能を活用していますが、代わりにOpenClawのウェブサイト自動チェック機能を使用すれば、配送業者の追跡番号などを使用した配送状況を追跡なども可能だろうと主張しています。

・冷蔵庫の在庫チェック
ワン氏は冷凍食品などをコストコで大量にまとめ買いしていますが、うっかり同じものを大量に買ってしまわないよう、これまでは数カ月ごとに中身をすべて取り出して在庫をチェックしていました。しかし記事作成時点では、冷凍庫にあるものを写真に撮ってOpenClawに送信し、残り在庫数をメモアプリのNotionに記録させています。


・レシピのスクリーンショットから買い物リストを作成
レシピの材料リストをスクリーンショットしてOpenClawに送信すれば、必要な食材をリマインダー内の買い物リストに登録してくれます。また、冷蔵庫の在庫とも連動しているため、「本来はニンジンが3本必要だけど、冷蔵庫にはニンジンが1本あるから購入するのは2本でOK」といった判断もしてくれるとのこと。

・ブラウザ経由の予約
ワン氏のOpenClawはレストラン予約サイトのresyやopentableのアカウントにアクセス可能で、メッセージングアプリに送信された2段階認証のテキストも読み取りできます。そのため、OpenClawに指示を送って行きたいレストランの予約枠を探してもらい、いくつかの確認をするだけで予約可能です。

・フォームへの記入
さまざまな入力フォームに長々と個人情報を記入するのは大変なため、ワン氏はOpenClawに入力を任せ始めています。OpenClawはすでにワン氏に関する情報をたっぷり持っているため、すでにわかっている部分は勝手に記入し、わからない部分はSlackで聞いてくるとのこと。


・ToDoリストの作成
OpenClawはToDoリストの作成も得意としています。ワン氏は外出先で買いたい靴の色違いを見つけた時に写真を撮り、「これの色違いを買う」というメッセージと一緒にOpenClawに送信したところ、ToDoリストには靴のブランド・モデル・サイズに加えて公式サイトの製品URLまで含まれていたそうです。

ワン氏はOpenClawをAIアシスタントとして使用した一連の経験を通じて、OpenClawは使えば使うほど自分のやり方を学習し、人間のアシスタントを雇った場合であれば数カ月から数年かかるレベルまであっという間に最適化されていくと述べています。


一方で、ワン氏はさまざまなタスクをOpenClawに実行させるため、「テキストメッセージの閲覧」「銀行口座へのログイン」「カレンダーやNotion、連作先などへのアクセス」など、さまざまな権限を与えています。そのため、第三者がもしワン氏のOpenClawを手中に収めた場合、理論的には銀行から資金を流出させることも可能です。とはいえ、これらのリスクはOpenClawにさまざまなタスクを実行させ、生活を便利にするためには必要なトレードオフだったとのこと。

ワン氏は、AIアシスタントに感銘を受けている人とそうでない人を分けるのは、「AIにどれほどの権限を与えているのか」ではないかと主張。AIアシスタントの利便性を享受するにはある程度の自由を与え、継続的に動作を改善していくことが必要だと主張しています。

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in AI, Posted by log1h_ik

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