うつ伏せ・あおむけ・横向きのうちでベストな寝方はどれなのか?

どういう体勢で寝るのかは人によってさまざまで、「あおむけじゃないと寝られない」という人や「横向きになって初めてリラックスできる」という人もいるはず。さまざまな知識を短編アニメーションで共有するTED-Edが、睡眠姿勢のメリットやデメリットをまとめています。
What’s the best position to sleep in? - Rachel Marie E. Salas - YouTube

1970年代に心理学者のサミュエル・ダンケル氏が提唱した「睡眠姿勢が性格を反映する」という説は科学的根拠に乏しいものの、姿勢が健康に影響を与えることは確かだとされています。
睡眠姿勢は左横向き、右横向き、うつ伏せ、あおむけの4種類に大別され、1歳未満の乳児には窒息のリスクを避けるためにあおむけが推奨されていますが、成長とともに多くの人は横向きを好むようになります。成人の多くは横向きを好み、次いであおむけ、最も少ないのがうつ伏せという傾向がありますが、最適な姿勢は個人の健康状態によって大きく異なります。

睡眠時の姿勢は内部器官の配置を変化させ、脊椎のサポート状態にも影響するため、不適切な姿勢は筋肉の弛緩を妨げ、翌朝の凝りや痛みを引き起こします。4つの姿勢の中で最も推奨されないのがうつ伏せであり、脊椎の自然な曲線を不自然に伸ばしてしまいますが、特定の呼吸器疾患を持つ患者にとっては、肺の後方を広げて呼吸を楽にする効果が認められる場合もあります。
腰痛を抱える人には、膝の下に小さな枕を置いた状態でのあおむけ寝が推奨されており、脊椎の自然なカーブを維持しやすくなります。しかしあおむけは、喉の軟組織や舌が気道に落ち込みやすくなるため、いびきの原因となるほか、睡眠時無呼吸症候群の症状を悪化させる可能性が高いという欠点も併せ持っています。

多くの専門家が推奨しているのは膝の間に枕を挟んだ横向き寝であり、これにより脊椎の並びをより適正に保つことが可能になるとのこと。
さらに、左側を下にして寝ると重力の作用で胃酸が食道に逆流しにくくなるため、胃食道逆流症の症状緩和に役立つ一方、うっ血性心不全を患っている場合は、右側を下にして寝ることで肥大した心臓による胸部への圧迫を和らげ、睡眠の質を向上させることができます。

人間は一晩に無意識のうちに20回から30回ほど姿勢を変えますが、これは体への圧迫を自然に解消し、不快感や怪我を防ぐための防御反応です。特定の健康上の懸念がない限り、寝返りによって姿勢が動くことは決して悪いことではなく、自身の体が最も快適だと感じる姿勢を尊重することが大切です。
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in サイエンス, Posted by log1i_yk
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