MetaがFacebookやInstagramなどのiOSアプリでApple Intelligenceをブロックしている

FacebookやInstagramの親会社であるMetaが、自社製iOSアプリでAppleのパーソナルAIである「Apple Intelligence」をブロックしていることが明らかになりました。
Meta impede o uso da Apple Intelligence em seus apps
https://sorcererhat.tech/articles/meta-impede-o-uso-da-apple-intelligence-em-seus-apps

Meta blocks Apple Intelligence on Facebook and its other iOS apps
https://9to5mac.com/2025/04/16/meta-blocks-apple-intelligence-on-facebook-and-its-other-ios-apps/
Appleが2024年6月のWWDC24で発表した「Apple Intelligence」は、アメリカでは2024年10月にリリースされたiOS 18.1から、日本では2025年3月31日にリリースされたiOS 18.4から利用可能です。実際にApple Intelligenceを使うとどんなことができるのかは、以下の記事にまとめてあります。
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ほとんどのアプリがApple Intelligenceをデフォルトでサポートしていますが、開発者はアプリに「Apple Intelligence非対応」を指定することも可能です。ブラジルのテクノロジーブログSorcererhat Techの報道により、MetaのFacebook、Instagram、WhatsApp、Threadsといったアプリでは、Apple Intelligenceをサポートしていれば使えるはずの「作文ツール」などが利用できなくなっていることが明らかになりました。
作文ツールは、Apple Intelligenceに文章を書き換えてもらうことができるという機能。通常、テキストを選択すると表示されるメニューから利用できます。しかし、Metaのアプリではこの作文ツールが表示されなくなっています。

他にも、MetaのアプリではApple Intelligenceで絵文字を自作することができるジェン文字機能も利用できません。

さらに、Metaはこれまで利用可能だった「キーボードステッカーやミー文字をInstagramのストアに追加する機能」も削除したことが明らかになっています。
Metaは自社アプリでApple Intelligenceをブロックしている理由を明かしていませんが、Apple関連メディアの9to5Macは「MetaはApple Intelligenceなどの代替手段ではなく、Meta AIをユーザーに利用してもらいたいと考えている可能性がある」と指摘しました。Meta AIは同社のアプリほぼすべてで利用でき、Apple Intelligenceと同じようにテキストや画像の生成が可能です。
なお、AppleとMetaはApple IntelligenceにMetaのAIモデルであるLlamaを提供するべく協議を進めていましたが、最終的にAppleがMetaのプライバシーポリシーに同意できなかったため、この提携は失敗に終わっています。
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in モバイル, ソフトウェア, Posted by logu_ii
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