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Apple WatchにApple Intelligence&カメラ搭載のハイスペックモデルやオールプラスチックのより安価なモデルが計画されているとの報道


Apple関連のリーク情報に精通したBloombergのマーク・ガーマン記者が、Apple Watchの将来的なアップデート計画を報じています。

Apple (AAPL) Explores Turning Watches Into Wearable AI Devices with Cameras - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2025-03-23/apple-aapl-explores-turning-watches-into-wearable-ai-devices-with-cameras-m8ll6mvy


The Apple Watch may get cameras and Apple Intelligence | The Verge
https://www.theverge.com/news/634395/apple-watch-apple-intelligence-cameras

Design, cost issues stall plastic Apple Watch SE project
https://appleinsider.com/articles/25/03/23/apple-may-be-reconsidering-a-plastic-version-of-the-apple-watch-se

報道によると、Appleは今後2年以内にAI機能を生み込んだApple Watchをリリースすることを計画しているそうです。AppleはこのAI機能のために、Apple Watchにカメラを搭載することを計画しているとのこと。ガーマン記者によると、標準モデルであるApple Watch Seriesではカメラがディスプレイ内に搭載され、Apple Watch UltraではDigital Crown(竜頭)とサイドボタンのある側面にカメラが搭載されるそうです。


Apple Watchにカメラを搭載することで、「外の世界を見て、AIを使って関連情報を提供する」ことができるようになります。これについて、ガーマン記者は「カメラ付きAirPodsも同じ計画」と言及しました。

Appleは「カメラセンサー付きのAirPods」を開発しており2026年までの量産を目指している - GIGAZINE


Apple Watchに搭載されるAI機能は、Apple Intelligenceの「ビジュアルインテリジェンス」機能です。ビジュアルインテリジェンスは、iPhoneのカメラと連携し、イベントのチラシの詳細をカレンダーに追加したり、レストランの情報を検索したりすることができるという機能で、これがApple Watchのみで実行可能になるというわけ。

なお、ガーマン氏によるとAppleは2027年までに自社のAIモデルでビジュアルインテリジェンスの強化を計画しており、これまでに「カメラ付きApple Watch」および「カメラ付きAirPods」もリリースされる予定だそうです。

さらに、ガーマン記者は次世代のApple Watch SEでは筐体にアルミニウムではなく硬質プラスチックを使用することを計画しているとも報じています。Appleは過去にもより安価なApple Watchのリリースを計画していることが報じられていました。

Apple Watch SEはコスト削減のためにオールプラスチックの筐体に切り替える可能性 - GIGAZINE


記事作成時点でのApple Watch SEの最新モデルは第2世代Apple Watch SEで、2022年9月に発売されました。筐体はアルミニウム製ですが、背面部分にはナイロン複合材を採用しています。Appleは可能な限りプラスチックなどの「環境に悪い」とされる素材の使用を減らしているため、プラスチックを代替素材に切り替えるべく、研究開発を続けています。この種の研究開発は余分な時間と費用を要するにもかかわらず、Appleは長年にこの分野を最優先事項として取り扱っています。

ガーマン記者によると、次世代のApple Watch SEを開発するチームは、コストと外観という2つの問題で行き詰まっているそうですが、その中で、オールプラスチックのApple Watch SEが提案されているそうです。ただし、現状ではオールプラスチックでも金属とナイロン複合材を使用した現行モデルと同様の製造コストがかかってしまう模様。

Apple Watch SEをオールプラスチックで製造する最大の理由は「コスト削減」です。現状のApple Watch SEからさらにコストを削減することで、「子どもにApple Watchを与えたいと考えている親」をターゲットに、より安価なモデルをリリースしたいとAppleは考えているわけです。

なお、Apple関連の内部情報に精通した業界アナリストのミンチー・クオ氏は、第3世代Apple Watch Ultraと共に、新バージョンのApple Watchが2025年末までに出荷されると予想しています。

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in ハードウェア, Posted by logu_ii

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