ネットサービス

AI検索結果を視覚的な答えとマルチステップの推論で見せてくれる「Phind 2」リリース


生成AIを用いた開発者向けの検索エンジン「Phind」が2025年2月にアップデートを実施し、画像や図などの視覚的な回答機能やマルチステップでの推論機能が追加されました。開発元はこれを「Phind 2」と呼んでいます。

Phind 2: Reinventing AI search with visual answers and multi-step reasoning
https://www.phind.com/blog/phind-2


2023年3月にスタートしたPhindは、もともとHello Cognition(beta.sayhello.so)として知られていた開発者向けの検索エンジンで、2023年11月にはコーディング能力でOpenAIの大規模言語モデル「GPT-4」を上回ったことが報告されています。

大規模言語モデル「Phind」がコーディングにおいてGPT-4を上回る - GIGAZINE


今回、Phindは視覚的な回答を行う機能や多段階の推論機能を追加するアップデートを実施しました。Phindは公式サイトから無料かつアカウント登録なしで利用できます。リンクにアクセスすると文字入力欄が現れるので、入力して検索。今回は「光合成について教えて」と入力しました。


生成された回答がこんな感じ。光合成についての基本的な概念や仕組みについて文字で解説した後、図説してくれています。


「錆(さび)の発生原因について解説して」と入力した結果が以下。


「Blueskyで使用するATプロトコルについて説明して」と入力して得られた回答がこんな感じ。難解なATプロトコルの仕組みについて、ネット上から得られた情報等を基に詳細に解説してくれます。


このほか、Phindでは回答内のJupyterノートブックでコードを実行することで、計算を検証することも可能です。実際にPhindが計算の検証を行っている様子が以下の動画。

Phind performing calculations - YouTube


Phindのマイケル・ロイゼン氏は「私たちは約6カ月を要してPhindのメジャーアップデートを行ってきました。Phind 2とも呼べる今回のアップデートでは、リリースされてから実行された1億3000万回以上の検索で学んだ情報に基づいて、製品をゼロから再構築しました」と述べました。また、Phindは今回のアップデートに関する詳細なモデルの構築方法について解説しています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
大規模言語モデル「Phind」がコーディングにおいてGPT-4を上回る - GIGAZINE

AI検索エンジンスタートアップのPhindがフラッグシップモデル「Phind-405B」を発表 - GIGAZINE

Llama 3.3 70BベースでGPT-4o超えの満足度を達成するAIをPerplexityが発表 - GIGAZINE

OpenAI初の自社製カスタムチップが2025年中に登場するとの報道、NVIDIA依存脱却の秘密兵器がついに姿を現す - GIGAZINE

「GPT-4.5」と「GPT-5」のリリース予定にOpenAIのCEOが言及、GPT-4.5は最後の非推論モデルでGPT-5は複数の技術を統合 - GIGAZINE

in レビュー,   ネットサービス,   動画, Posted by log1r_ut

You can read the machine translated English article 'Phind 2' released, which shows AI searc….