取材

「タイムボカンシリーズ」「赤い光弾ジリオン」「プリパラ」など歴代作品のアイテムが集められた「タツノコワンフェス」の様子はこんな感じ


2025年はアニメ「タイムボカン」シリーズの放送開始50周年、そしてワンダーフェスティバルを主催する海洋堂の40周年というアニバーサリーイヤーだということで、「ワンダーフェスティバル 2025[冬]」では、「タイムボカンシリーズ」を制作したタツノコプロの作品を題材にした「タツノコワンフェス」が開催されました。

等身大ヤッターワンがやってくる! ”お前たち、タツノコワンフェスに集合だよ!”  | Wonder Festival 2025 Winter | ワンダーフェスティバル2025【冬】公式サイトです。
https://wonfes.jp/specialsite/news/news-13548/

タツノコプロ(旧称・竜の子プロダクション)は1962年創業のアニメ制作プロダクション。今回開催された「タツノコフェス」は、代表作の1つである「タイムボカンシリーズ」は1作目「タイムボカン」が1975年の放送開始から50周年を迎えることを記念したものですが、他にも多数の作品・キャラクターを世に送り出してきました。


左にあるキービジュアルはイラストレーターの陽子さんが手がけたもので、ワンダーフェスティバルのマスコットキャラクターであるワンダちゃん、リセットちゃん、カットくんがタツノコキャラに扮しています。


キービジュアルを、原型師・宮川武さんが立体化した1点モノというフィギュアも展示されていました。


タイムボカンシリーズ ヤッターマン」から、等身大サイズのヤッターワンがブースを守りつつフォトスポットになっていました。


同じくフォトスポットになっていた「科学忍者隊ガッチャマン」大鷲の健。


昆虫物語 みなしごハッチ」ハッチと花。


ヤッターマンに負けたあとドロンジョたち三悪が必死でこいでいる3人乗り自転車は単なる展示ではなく、乗って写真を撮ってもOKという太っ腹なフォトスポットでした。


さらに、多くのクリエイターたちによるタツノコアニメ愛あふれる造形物が、原作別に展示されていました。


作・痛快娯楽劇場「アクビ」(ハクション大魔王)。20年以上前にワンフェスで販売した品を復活させたものだとのこと。かわいくも、どこかいたずらっぽさを感じさせる表情です。


作・どらごんサック「竜になったドロンジョ」(タイムボカンシリーズ ヤッターマン)。ドロンジョ様がディーラー名にちなんで竜にされてしまっています。


作・タツノコプラモ部リトルグレイ店長「ゴールドライタン」(ゴールドライタン)。NONスケール、発泡スチロール製のフルスクラッチ作品。


作・タツノコプラモ部 田中 令「逆転王」(タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン)。NONスケール、CGモデリングの3Dプリンター出力アイテムだとのこと。


作・かにきら亭「まじかるナース小麦ちゃん」(ナースウィッチ小麦ちゃん マジカルて)。注目ポイントは立体的に表現されたほっぺ。


作・ラトル工房ブータレブー「ゴーダムのラトル」(ゴワッパー5 ゴーダム)&「メカブトン」(タイムボカン)。ゴーダムは、ウォルナットそのものの色だったので、素材の色を生かして制作した作品。メカブトンは、「放映当時、タイムボカンの木のおもちゃがあったら」をイメージした作品です。


作・P001「宇宙の騎士テッカマン」&「ペガス」(宇宙の騎士テッカマン)。「放映当時の姿そのままを表現することに徹底的にこだわった」という作品。


作・銀印本舗マル武支店「キャシャーン」(新造人間キャシャーン)。思い入れの深い実写映画版「CASSERHN」のスーツデザインをオマージュしつつ、素体はアニメ版の東鉄也という、ハイブリッドアレンジだとのこと。


作・ランラーローロスタイル「南部博士胸像(台座付き完成品)」(科学忍者隊ガッチャマン)。「もし国際科学技術庁が科学忍者隊の創設者である南部博士の貢献をたたえて記念碑を建てたら」と考えて造形された作品。


作・硫黄泉「八神ジュン」(OKAWARI-BOY スターザンS)。パーツ形状・配置・体型バランスが現代の美少女風にならないよう意識して制作したとのこと。


作・AliceGarden/FECT「アドルフ・フォン・ルートビッヒ」(未来警察ウラシマン)。ルートビッヒが持つクールさや「悪の帝王」イメージを損なわないようなポーズをつけた作品。


作・こげまぐろ。「その名はムテクィーン」(とんでも戦士ムテキング)。「おそらく初立体化と思われるムテクィーンを作ってみました!」とのこと。


作・ZRAME「風船少女テンプルちゃん」&「タクトを振るテンプルちゃん」(風船少女テンプルちゃん)。「自分の中のテンプルちゃんの可愛さを造形で追いかけた」作品だとのことです。


作・続・玄米低温貯蔵庫「命の時」(赤い光弾ジリオン)。「リックスの悲哀を少しでも感じ取ってもらえるような造形を目指した」という作品。


作・一期一会のハイジンクス「アップル」(赤い光弾ジリオン)。スタイリングには最後まで悩んだとのこと。


先ほどの「大鷲の健」像の裏側には、この「赤い光弾ジリオン」のキャラクターデザインを担当した後藤隆幸さんによる特別描きおろしイラストが展示されていました。


プリティーシリーズからプリパラシリーズ、キラッとプリ☆チャン、ワッチャプリマジ!へつながる一連のシリーズの作品もぎっしり。


作・部長部「プリティーリズム・オーロラドリーム」(プリティーリズム・オーロラドリーム)。MARsの3人は台座も統一されているのがこだわりポイント。


作・Full Blast Work「南みれい Ver.2.0」「真中らぁら 神チャレンジライブ Ver.2.0」「北条そふぃ Ver.2.0」「DressingPafé」(プリパラ)。そらみスマイルの3人は過去制作品を小改修したことでVer.2.0になっています。


作・Full Blast Work「目覚めのファルル」(アイドルタイムプリパラ)。「祝・プリパラ10周年」の新作。


作・Full Blast Work「アイドルタイムプリパラ オールアイドル」(アイドルタイムプリパラ)。マイ☆ドリームの3人(幸多みちるが通常時とアイドル時と2パターン)にらぁらの組み合わせ。


作・3月屋「WITH」(アイドルタイムプリパラ)。「絶対にチームで並べたい」と3人同時に制作したとのこと。


作・Full Blast Work「桃山みらい」(キラッとプリ☆チャン アニメ第3期)。みらいといえば「スイートハニーキラッとコーデ」だとのこと。


作・すいか屋「マナマナなかよしセット」&「みるき」(ワッチャプリマジ!)。マナマナなかよしセットは、作中に登場する魔法界の住人たち・マナマナのうち人間形態のみゃむの周りに他のマナマナたちがいて、フクロウ型ロボット・タテジマまでいるという構成で、「どの角度から撮影しても6体のキャラクターを1枚の写真に収められない」という凝った作品。


作・Full Blast Work「御子白ユカリ」(劇場版ポールプリンセス)。マントをたなびかせながらポールを回る大きな動きが特徴的。


なお、次回のワンダーフェスティバル 2025[夏]では特別企画として「エヴァ×ワンフェス」のコラボと「いきものワンフェス」の実施が決定しています。

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in 取材, Posted by logc_nt

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