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AmazonがXへの広告費を増額へ、Appleも再出稿を検討か


Xのオーナーであるイーロン・マスク氏による言動を原因として、2023年11月以降、各企業がX(旧Twitter)への広告出稿を相次いで停止する事態が発生していましたが、ニュースサイト・The Wall Street Journalが事情通からの情報として、AmazonがXに対する広告費を増やす方針であることを報じています。

Exclusive | Amazon Raises Its Ad Spending on Elon Musk’s X, in Major Reversal - WSJ
https://www.wsj.com/business/media/amazon-raises-its-ad-spending-on-elon-musks-x-in-major-reversal-8a27228b


Apple Might Start Buying Ads on X Again - MacRumors
https://www.macrumors.com/2025/01/30/apple-x-ads-talks/


Apple may walk back a major brand safety decision from 2023 - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2025/01/30/apple-may-walk-back-a-major-brand-safety-decision-from-2023/

2023年11月、Xで親ナチス的な投稿のそばに広告が表示されているという告発があり、IBMをはじめとした企業が出稿を停止する事態が発生しました。この際、マスク氏が反ユダヤ・反イスラエル的な発言をしたことも物議を醸しました。この流れの中でAmazonも出稿を停止していました。

イーロン・マスクが反イスラエル主義発言で物議を醸す、Xユーザーのヒトラー再評価の投稿に反発してIBMがXへの広告出稿を停止 - GIGAZINE

by UK Government

Amazonのジェフ・ベゾス氏は2021年、自らの設立した宇宙企業「Blue Origin」の宇宙船で有人宇宙旅行に旅立っていますが、Blue Originのことをマスク氏にバカにされたことがあり、一時、2人は険悪な仲だったと考えられています。ところが、2025年1月に行われたドナルド・トランプ氏の大統領就任式では談笑している様子が捉えられていて、以前のように険悪ではないとみられます。

Amazonがいつごろから広告を再出稿しているかは明らかではありませんが、今後の広告費を増やす方針には、アンディ・ジャシーCEOも関与しているとのことです。


Appleも同様に広告出稿を停止した企業の1つで、停止は2025年1月時点でも継続しています。しかし、The Wall Street Journalは事情に詳しい人物からの情報として、Appleがここ数週間で、Xでの広告テストについて議論を行ったと報じています。

Appleのティム・クックCEOは、Xへの広告出稿を「一時停止」と表現していました。クックCEOは「一時」がいつまでなのかは明らかにしていませんが、十分な時間が経過したという判断を下すのかもしれません。

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in ネットサービス, Posted by logc_nt

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