ロシア政府が複数地域でマイニングを2031年まで禁止
ロシア政府が複数地域を対象として、2025年1月1日から6年間、仮想通貨のマイニングを禁止する措置を決定しました。理由は「エネルギー消費の管理のため」だとのことです。
Кабмин до 2031 года запретил майнинг в 10 регионах
https://tass.ru/ekonomika/22755633
Did Vladimir Putin Just Ban Bitcoin Mining In Russia? The Devil Is In The Details - Benzinga
https://www.benzinga.com/markets/cryptocurrency/24/12/42667932/did-vladimir-putin-just-ban-bitcoin-mining-in-russia-the-devil-is-in-the-details
ロシアの国営通信社・タス通信が報じたところによると、ロシア政府は10地域を対象に、2025年1月1日から2031年3月15日までマイニングを禁止することを決定したとのこと。
対象となるロシア連邦構成地域およびロシアが占領中のウクライナ領は以下の通り。
・ダゲスタン共和国
・イングーシ共和国
・カバルダ・バルカル共和国
・カラチャイ・チェルケス共和国
・北オセチア共和国
・チェチェン共和国
・ドネツク人民共和国
・ルガンスク人民共和国
・ザポリージャおよびヘルソン州
またこのほかにロシア東部のイルクーツク州、ブリヤート共和国、ザバイカル地方の一部の地域では、エネルギー消費ピーク時のマイニングが規制されることになります。期間は2025年が1月1日から3月15日までで、2026年以降は11月15日〜翌3月15日となっています。
これらのリストは最終決定ではなく、今後、電力産業発展委員会の決定に基づいて調整される可能性があるとのことです。
ロシア連邦中央委員会燃料・エネルギー部門経済センターのセルゲイ・コロバノフ副所長は、禁止措置は電力不足によるものだけではなく、当該地域の電気料金が安く設定されていて、他地域が補填する状況になっているからだと説明。禁止措置が6年にわたるのは、電気料金を合わせるための移行期間に同期していて、移行後は規制解除の可能性があると述べました。
ロシアでは、入手した資産とアドレスに関する情報を税務局に提供することを条件に、マイニングが合法化されています。
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in メモ, Posted by logc_nt
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