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Xに「実写風の写真を作れる画像生成AI」が一瞬だけ追加される


X(旧Twitter)に、実写風画像に特化した画像生成AI「Aurora」が一瞬だけ実装されたことがわかりました。実在の人物や「血まみれのドナルド・トランプ」などさまざまな画像がユーザーにより生成されましたが、Auroraは数時間で利用できなくなりました。

Elon Musk's X gains a new image generator, Aurora | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/12/07/elon-musks-x-gains-a-new-image-generator-aurora/

Auroraが登場したのは2024年12月7日のこと。スマートフォン向け公式アプリやブラウザなどで「Grok」のタブを開くと、「Aurora」を利用できたそうです。「Grok 2(beta)」と「Grok 2 + Aurora(beta)」という選択肢があることから、Grokに画像生成機能が搭載されたわけではなく、独立した画像生成AIとしてAuroraが実装された模様。


Grokには別途「Flux」という画像生成AIが統合されています。FluxとAuroraの関係性は不明。

Xに画像生成AIが搭載され「喫煙するエルモ」「戦車に乗るカマラ・ハリス」など大量のセンシティブ画像が世に放たれる - GIGAZINE


Auroraは実写風の画像生成に長けており、ユーザーはOpenAIのサム・アルトマンCEOらの写真を生成してXに投稿しました。


Midjourneyだと何時間もかかっていたところ、Auroraでは数秒で狙い通りの画像を生成したと報告するユーザーも。


「遊園地でサンドイッチを食べているドナルド・トランプの画像を作成してください」というプロンプトで画像を生成し、「信じられないほど素晴らしい」という感想を漏らしたユーザー。


Metaのマーク・ザッカーバーグCEOなど実在の人物の画像を生成したユーザーも。


Grokに統合されたFlux(左)とAurora(右)で同じプロンプトの再現度を比較したユーザー。


イラスト風の画像も生成できるようです。


テクノロジー系メディアのTechCrunchは「実際に使ってみたところ、ヌード写真はさすがに無理でしたが、『血まみれのトランプ』など生々しいコンテンツは特に禁止されていませんでした」と報告しています。


Auroraの出自は謎に包まれていて、Grokを開発するxAIのスタッフが「リリースおめでとうございます」と投稿したきり、それ以外の情報は出てきていません。xAIがAuroraを独自に構築したのか、Fluxのようにサードパーティーと協力したのかは不明です。


Xオーナーのイーロン・マスク氏は「これは当社の内部画像生成システムです。まだベータ版ですが、すぐに改善されるでしょう」とだけ述べました。

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in ネットサービス, Posted by log1p_kr

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