Baidu傘下のロボットタクシーサービス「Apollo Go」が香港で試験走行を開始へ、中国本土外では初
中国の検索大手・Baiduの傘下企業が運営しているロボットタクシー事業「Apollo Go(萝卜快跑/蘿蔔快跑)」が、香港当局から自動運転のテストを行う許可を取得したことがわかりました。
無人駕駛網約車「蘿蔔快跑」擬來港試營運 最快年底前機場首階段測試 | 無綫新聞TVB News
https://news.tvb.com/tc/local/674401fd72a46fa99e9d2846/
TVB News|25 November 2024│Govt examining application for robotaxi service in HK - YouTube
Apollo Go Robotaxis Launch In Hong Kong - CleanTechnica
https://cleantechnica.com/2024/11/29/apollo-go-robotaxis-launch-in-hong-kong/
「Apollo Go」はBaidu系列で展開されているロボットタクシー事業。2020年10月からテストを行い、2021年11月に北京の技術開発特区で事業化が認められて、2022年7月からサービスを開始しました。
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テストと商業サービスとを合わせて、Apollo Goは北京、武漢、長沙、広州、上海、深圳、陽泉、重慶、福州の9都市で運行されたことがあると報じられていて、特にサービス提供規模が最大の武漢では400台以上のロボットタクシーが導入されています。しかしいずれも本土の都市であり、今回、香港運輸署がテストを認めたことで、初めて本土外の都市でApollo Goが走ることになります。
テストは10台の車両が用いられ、ランタオ島北部で行われるとのこと。
香港の地元ニュース局・TVBによると、早ければ2024年のうちに空港周辺でテストが始まる見込みだそうです。
香港政府は自動運転技術の導入を2017年から積極的に推進してきましたが、公道を含むテスト走行が認められるようになったのは2024年3月に施行された新法のおかげで、Apollo Goが新規制のもとで初めてテスト走行を行うサービスとなります。
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