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トヨタも出資した自動運転スタートアップのPony.aiが「中国初の商業タクシーライセンスを付与された」と発表


中国の自動運転スタートアップである「Pony.ai」が、中国で初めての自動運転タクシーのライセンスを取得したと発表しました。これにより、中国広東省広州市南沙区で100台の自動運転タクシーが運行される予定です。

Pony.ai Becomes the First Autonomous Driving Company to Receive a Taxi License in China | Business Wire
https://www.businesswire.com/news/home/20220423005030/en/Pony.ai-Becomes-the-First-Autonomous-Driving-Company-to-Receive-a-Taxi-License-in-China

Pony.ai becomes ‘first’ autonomous driving company to receive taxi license in China
https://roboticsandautomationnews.com/2022/04/24/pony-ai-becomes-first-autonomous-driving-company-to-receive-taxi-license-in-china/50523/

中国・広州市で自動運転タクシーのライセンスを取得するためには、企業は中国またはその他の国で少なくとも24カ月、100万km以上の自動運転を実施し、広州市が定める地区で20万キロメートルのテスト走行を無事故で実施するなど、国家検査機関によって定められた厳格な安全性およびその他の多面的な車両認定テストに合格する必要がありました。Pony.aiは「これらの要件と基準を満たした」とし、自社を「中国でタクシーライセンスを取得した最初で唯一の自動運転企業」と評価しました。

ライセンスを受けたことにより、Pony.aiは同社が展開する自動運転タクシー100台を南沙区全土で2022年5月から展開する予定。運行時間は8時30分から22時30分までで、料金は広州の標準的なタクシー料金に基づいています。現状は安全のために人間のドライバーが同伴するとのことですが、同社は短中期の目標として完全な無人化を予定しています。


なお、Pony.aiはすでに北京市で自動運転タクシーサービスの運賃請求許可を取得していることから、Pony.aiは自社を「現在、中国の2つの主要都市で自動運転商業化サービスを承認された唯一の企業」と評しています。Pony.aiは今後さらに多くの都市に自動運転タクシーサービスを展開する予定としています。

Pony.aiのジェームズ・ペンCEOは「中国で初めてタクシー免許を取得した自動運転車会社であることは、Pony.aiの技術力と自動運転タクシーサービスを運営する能力の証です。私たちはサービスの規模を拡大し、広州で質の高い旅行体験を一般の人々に提供し、自動運転タクシーサービスの業界指標を作成し、商業化をリードし続けます」と述べました。

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in 乗り物, Posted by log1p_kr

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