Microsoftが手のひらサイズのクラウドPC専用端末「Windows 365 Link」を発表
Microsoftが、Microsoft Azure上に展開するクラウドPC「Windows 365」専用デバイス「Windows 365 Link」を発表しました。2025年4月から一部の市場で349ドル(約5万4000円)で一般販売される予定です。
Windows 365 Link—the first Cloud PC device - Windows IT Pro Blog
https://techcommunity.microsoft.com/blog/windows-itpro-blog/windows-365-link%E2%80%94the-first-cloud-pc-device-for-windows-365/4302687
Windows 365 リンクのご紹介 - YouTube
Windows 365 Linkのデバイス本体は黒い直方体型のファンレス設計で、天面にWindowsのロゴが刻まれています。サイズは120mm×120mm×30mmで、手のひらに乗る程度にコンパクトで軽量です。前面には3.5mmオーディオ端子とUSB-Aポートがあります。
背面にはUSB-Cポート、USB-Aポートが2つ、DisplayPort端子、HDMI端子、有線イーサネット、電源コネクタがあります。
USBのほか、Bluetooth 5.3接続でウェブカメラやキーボード、マウスと接続することが可能。
無線接続はWi-Fi 6Eに対応。
ログインにはメールアドレスを使った多要素認証のほか、FIDO2規格対応のセキュリティキーやクロスデバイスのパスキーを使うことができます。
Windows 365はクラウドPCなので、ログインすれば前回作業中だった内容から続きを始めることが可能です。
デバイスはMicrosoft Intuneで管理することが可能。Windows 365 LinkはクラウドPC専用端末なので、適用されるポリシーは非常に少なく、「外付けUSBドライブの禁止」などを簡単に設定できます。
Microsoftは、根本からセキュリティを考慮してWindows 365 Linkを設計したとアピールしています。Windows 365 Linkは厳密なコード整合性ポリシーが設定されているため、デバイスに付属しているソフトウェアのみがデバイス上で実行できるそうです。
Windows 365 Linkのプレビューはアメリカ・カナダ・イギリス・ドイツ・オーストラリア・ニュージーランド・日本で利用可能で、2024年12月15日(日)までにプレビュープログラムへの参加をリクエストする必要があります。
Microsoft 65 Linkの一般販売は2025年4月予定となっており、価格は349ドルです。
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