iPhone 16は予想よりも需要が少なく早くも従業員割引が使用可能に
Appleの従業員はiPhoneを含むApple製品を割引価格で購入することができますが、顧客に回す数を確保するため、新製品に対する割引適用はありませんでした。しかし、iPhone 16シリーズは予想よりも需要が少なかったため、早くも従業員割引で購入が可能な状態になっているそうです。
Apple employees can buy an iPhone 16 on discount — a sign of weak demand, analyst says
https://qz.com/apple-iphone-16-pre-orders-sales-intelligence-ai-1851651638
Apple情報に詳しいアナリストのミンチー・クオ(郭明錤)氏により、iPhone 16の予約注文数は3700万台で、iPhone 15と比べて12.7%減だったことが報告されています。
iPhone16シリーズの予約注文が前年比12.7%減の約3700万台、iPhone15シリーズと比較してiPhone 16 Proは27%減、iPhone 16 Pro Maxは16%減 - GIGAZINE
この数字は期待を下回るもので、結果として、通常なら新製品の発売から数週間経過しないと適用されない従業員割引が、iPhone 16には早くも適用される状態になっていると、郭氏はXに投稿しました。
Apple employees can already purchase the iPhone 16 with their employee discount. Typically, employees have had to wait several weeks after the release of new iPhone models before being able to buy. This could be another sign that the early demand for the iPhone 16 is below…
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) September 18, 2024
郭氏はiPhone 16の販売不振の要因の1つに、最大のセールスポイントだった「Apple Intelligence」が購入時点では使えないという点を挙げています。実際、AppleはiPhone 16を「Apple IntelligenceのためのiPhone」と表現しています。
Appleが新たなパーソナルAIの「Apple Intelligence」を発表、OpenAIとの提携でSiriがChatGPTをサポート - GIGAZINE
Apple Intelligenceは2024年10月から、アメリカで英語版の提供がスタート。その後、12月からオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、南アフリカ、イギリスに展開され、2025年に中国語版、フランス語版、日本語版、スペイン語版が提供される予定となっています。iPhone 16の真の価値が問われるのはApple intelligenceが使えるようになってからといえるので、この先の人気動向が気になるところです。
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