レビュー

真・女神転生の2つの物語が楽しめるNintendo Switchの「真・女神転生V Vengeance」をプレイしてみた


2021年11月にNintendo Switch向けに発売された「真・女神転生V」で語られたストーリー「創世の女神篇」と、新しく追加される復讐譚「復讐の女神篇」の両方をプレイできる、真・女神転生シリーズ最新作が「真・女神転生V Vengeance」です。総勢270体もの悪魔が登場するという「真・女神転生V Vengeance」をプレイして、真・女神転生シリーズのダークな世界観に飛び込んでみました。

真・女神転生Ⅴ Vengeance - 公式サイト
https://megaten5.jp/vengeance/

「真・女神転生V Vengeance」には3つの難易度が用意されていますが、どれを選んでもストーリーの内容には影響しません。難易度はゲームプレイ中にメニューからいつでも変更できますが、最も難しい「Hard」だけはゲーム開始時にしか選択できない特別な難易度となっています。今回は中間の「Normal」を選択。


突如、万葉集に収録されている「うつせみの常なき見れば世の中に心付けずて思ふ日そ多き」という歌が流れます。


続いて、品川駅を歩く学生の群れの中に、登場人物らしき姿がチラホラ映し出されます。


急に場面が変わり、プレイヤーが歩むこととなる世界の在り方を決めるという未来へ繋がる道に立たされます。


そして、「存在を許されぬ魂」を持つという少女の手を取るか、それとも手を取らないかの二択を迫られました。「真・女神転生V Vengeance」ではこんな感じでゲーム中に二択を迫られるシーンが多々あり、プレイヤーの選択肢によって物語の結末が変化していきます。


手を取らなかった場合は「創世の女神篇」、手を取った場合は「復讐の女神篇」が始まります。なお、手を取るか否かを選択したあとに、「創世の女神篇」と「復讐の女神篇」のどちらのストーリーでゲームをプレイするかの確認が入るので安心です。今回は新しく追加された「復讐の女神篇」を選択。


再び場面は変わり、授業中にタブレットを操作しているところからスタート。ここでプレイヤーの姓名を入力します。


名前は自分で考えた名前を入力する必要があるのですが、ゲーム中に登場するキャラクターの名前は大体が「苗字が漢字」で「名前がカタカナ」なので、同じように名づけておくとゲームへの没入感が高まりそうです。


続いて、集団下校が推奨されているため一緒に帰る友だちを探すこととなります。


なお、以下のように適宜チュートリアル画面が表示されるので、初めてこの種のゲームをプレイする人でも何をどうすればいいのかが一発でわかるようになっており、ゲーム初心者にもオススメできる丁寧な作りとなっていました。


教室の中でいろんな生徒に話しかけるもののなかなか一緒に帰ってくれる相手を見つけられない主人公。


結局ボッチで帰ることに。なかなかつらいスタートです。


しかし、下校中に声をかけてくれる人が現れます。


複数人で一緒に下校していると、通学路の品川駅で奇妙な事件に遭遇。


不思議な雰囲気の少女も登場。どこかで見たようなシルエットです。


周囲の人々に話を聞いていると、事故現場で黒い影を見たという証言と、その黒い影を主人公と一緒に下校していたメガネの男子高校生・敦田ユヅルが追いかけていったという話を聞きつけます。


ユヅルを追いかけた先のトンネルで急な振動に襲われる主人公。


「≪知恵≫を失った神々は≪悪魔≫となり食べた知恵の実は≪魂≫と結びつき“ヒト”は神に近づいた“人間”になったのである。悪魔はお前たちを狙っているそのことを忘れるな」という意味深なナレーションの後、タイトルロゴが表示されました。


主人公が気付くと辺りは一面砂漠に。


ここで突如デーモンに襲われます。


しかし、光が降り注ぎ謎の男性が助けの手を差し伸べてくれました。


男性の手を取ると体が発光し、変身。


古き神の姿、ナホビノへと姿を変えてしまいました。


そして初めての戦闘がスタート。「真・女神転生V Vengeance」の戦闘はコマンド選択式で、オートバトルにも対応しています。「真・女神転生V Vengeance」の戦闘で特徴的なのが、プレスターンと呼ばれるシステム。敵と味方の行動は画面右上にあるプレスターンアイコン(1と表示されているアイコン)で管理されており、行動するごとにプレスターンアイコンが1つ消費されます。


プレイヤーはスキルを使って敵を攻撃するのですが、スキルには属性があり、弱点の属性で攻撃することができるとプレスターンアイコンが1増加します。つまり、弱点を攻撃することで自分のターンを長くして、戦いを有利に進めることができるというわけ。逆に、攻撃を外したり無効化されたりすると、通常よりも多くプレスターンアイコンを消費してしまい、敵のターンが早くやってくるので注意が必要です。


敵の名前の下に並んでいるアイコンが、敵の弱点や耐性のある属性を示しています。エクスクラメーションマークが弱点属性で、ダイモーンは電気属性攻撃が弱点というわけ。


初めての戦いに勝利するとレベルアップ。


レベルアップすると自然にステータスが上昇しますが、追加で自由にステータスに割り振ることができるポイントもゲット可能。自分の好みのプレイスタイルに合うよう主人公のステータスを割り振れるわけです。


主人公が迷い込んだのは魔界。魔界はかつて東京と呼ばれていたものの、時間の経過と共に悪魔が跋扈(ばっこ)する魔界と化していった模様。


物語を進めていくと、危険な魔界を生き延びるために仲魔を作ることを推奨されます。


仲魔を作るには戦闘画面で「TALK」を選択。


すると、悪魔がさまざまな無理難題をふっかけてきます。


お題をクリアすると仲魔をゲット。


バトルで一緒に戦えるのは4体までで、メニューのパーティーからいつでも入れ替え可能。また、バトル中にも「チェンジ」でメンバーを交換することができます。


「真・女神転生V Vengeance」のバトルはMP消費のない通常攻撃ばかり使っていると一瞬で敗北してしまうくらいにハードです。ゲームオーバーになるとセーブポイントから再開となるのですが、「真・女神転生V Vengeance」にはオートセーブ機能が搭載されていないため、セーブを忘れてしまっていて直近1時間分のプレイが水の泡に……といったことも何度も経験しました。そのため、セーブはこまめにしておくことをオススメします。


また、仲魔は悪魔合体でより強力な悪魔に変身させることも可能。ノーマルモードでも敵はかなり強力で、そこら辺を跋扈している悪魔との戦いでも簡単にゲームオーバーになってしまうため、悪魔合体などのシステムを利用して自身や仲魔を強化していくことは必須と言えます。


レベリングのためにオートバトルを利用するのもオススメ。ただし、オートバトルの使い過ぎでいつの間にか仲魔のMPがゼロになり、HPもゼロになってしまいゲームオーバーに……ということも何度か経験したので、パーティーのHPはしっかりチェックしておく必要ありです。


オプションからバトル時をよりスムーズに進めるためのスキル演出の速さ調整なども可能。この辺りをいじっておくと億劫なレベリング作業もかなりストレスレスになります。


現世の人々も巻き込みながら、主人公は天使と悪魔の争いに巻き込まれていくこととなるのですが、この先の物語がどんな風に展開していくかは実際にプレイして確かめてみてください。


なお、「真・女神転生V Vengeance」はAmazon.co.jpでは税込7445円で販売されています。

Amazon.co.jp: 真・女神転生Ⅴ Vengeance- Switch : ゲーム

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in レビュー,   ゲーム, Posted by logu_ii

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