モバイル

「Made by Google 2024」で発表が期待されるモノまとめ、Pixel 9・新型折りたたみスマホ・Geminiなど盛りだくさん


日本時間の2024年8月14日2時から開催予定のGoogleによる新製品発表イベント「Made by Google 2024」で発表が期待されている製品やソフトウェアについて、テクノロジーメディアのTechCrunchがまとめています。

Made by Google 2024: Pixel 9, Gemini, a new foldable and other things to expect from the event | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/07/21/made-by-google-2024-pixel-9-gemini-a-new-foldable-and-other-things-to-expect-from-the-event/


◆Gemini時代のスマートフォン
Googleは2024年5月に開発者向けの年次会議であるGoogle I/O 2024を開催。このイベントで中心的な役割を果たしたのは、明らかにGoogleの開発するAIモデル・Geminiでした。Google I/O 2024の中で、GoogleはGeminiの新機能である「Gems」や、軽量モデルの「Gemini Flash」などを発表しています。


Googleは消費者向けハードウェアに関する情報をGoogle I/O 2024から意図的に遠ざけようとしていたとTechCrunchは指摘しており、実際、価格重視のエントリーモデルであるPixel 8aは、Google I/O 2024の開催直前に発表されています。注目すべきは、Android向けのAI機能のほとんどがPixelシリーズでリリースされていないという点です。

AIアシスタントGemini内蔵の「Google Pixel 8a」先行予約受付開始 - GIGAZINE


競合のAppleは2024年6月に開催されたWWDC24で独自のパーソナルAIであるApple Intelligenceを発表しています。Apple Intelligenceはデバイス上で可能な限りの処理を行うというアプローチを採用していますが、GoogleもWWDC24の直後にPixel 8およびPixel 8a上で、オンデバイス処理が可能なマルチモーダルAIのGemini Nanoを利用できるようにするというアップデートを発表しました。

GoogleがPixel 8とPixel 8aにも生成AI「Gemini Nano」を追加、外部ディスプレイへのサポートやPixel Watch 2での自動車衝突検出なども発表 - GIGAZINE


Googleはこの方針をさらに進め、「Geminiのために作られたスマートフォン」を発表することになるだろうとTechCrunchは指摘しています。実際、GoogleはMade by Google専用のXアカウントで「Gemini時代のために作られたスマートフォン。さまざまなことができます。古いスマートフォンを簡単に置き換えることができます」「Gemini時代のために作られた折りたたみ式スマートフォン。古いものは捨てて新しいものを取り入れましょう」と投稿し、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro Foldをアピールしています。



Googleは折りたたみ式スマートフォンの名称を「Pixel Fold 2」ではなく「Pixel 9 Pro Fold」としています。これにより、GoogleがMade by Google 2024で発表することとなるPixel 9シリーズは、Pixel 9・Pixel 9 Pro・Pixel 9 Pro XL・Pixel 9 Pro Foldの4モデルになると予想されています。Googleは2023年に発売したPixel Foldの後継モデルを「Pixel 9 Pro Fold」と命名することで、折りたたみ式スマートフォンを正式なPixelシリーズのハイエンドモデルとして取り扱っていくこととなる模様。なお、Pixel 9シリーズのすべてのモデルがGoogleの最新チップであるTensor G4と、最新OSのAndroid 15を搭載すると目されています。

なお、Googleが規制当局に提出した書類から、Pixel 9シリーズのデバイスがどんな見た目になっているのかはすでに明らかになっています。

2024年登場のGoogle Pixel 9全4モデルの写真が規制当局への提出書類から明らかに - GIGAZINE


◆Android 15
Android 15で登場することとなる目玉機能には、マルチタスクの改善や衛星通信機能などがあります。他にも、プライバシー関連機能として、機密情報に対する認証要件が追加されたシークレットモードの一種が登場するとTechCrunchは指摘。さらに、Androidの電源管理機能であるDozeがアップデートされ、バッテリー寿命が延びることになるとも予想されています。

◆Googleアシスタント
「Googleは過去数回のGeminiのアップデートを通して、最終的に自社製の生成AIにAndroidの最も緊急性の高いタスクを引き継がせたいと考えていることは明らかです」とTechCrunchは指摘。ただし、Geminiを用いてGoogleの既存の音声認識アシスタントであるGoogleアシスタントをアップグレードするのか、あるいは全く別の新しいAIアシスタントに置き換えることになるのかは不明だそうです。

◆Pixel Watch 3とPixel Buds Pro 2
Googleは2020年にFitbitを買収して以来、ウェアラブル分野でかなり強気に物事を進めており、Made by Google 2024ではPixel Watch 3を発表すると予想されています。なお、Pixel Watch 3がどんなスマートウォッチになるのかに関するウワサやリーク情報は、以下の記事にまとめてあります。

Google Pixel Watch 3は41mmと45mmの2モデル展開・ベゼル幅が約4.5mmに縮小・画面輝度が2000nitに向上・超広帯域無線システムをサポートとの報道 - GIGAZINE


この他、Googleはワイヤレスイヤホンの最新モデルとしてPixel Buds Pro 2をリリースすることになるとTechCrunchは予想しています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Googleが2024年8月14日2時からPixelの新製品を発表する「Made by Google」を開催、Pixel 9シリーズやPixel Watch 3を発表か - GIGAZINE

Googleが高速かつ高性能な軽量AIモデル「Gemini Flash」を発表、Gemini Proの10分の1の価格で性能は同等クラス - GIGAZINE

Googleの「Gemini AI」は新機能「Gems」で対話AIの個性をカスタマイズできる - GIGAZINE

ChromeがGoogleのAI「Gemini Nano」内蔵へ、2024年6月リリースのバージョン126から - GIGAZINE

GoogleがPixel 8とPixel 8aにも生成AI「Gemini Nano」を追加、外部ディスプレイへのサポートやPixel Watch 2での自動車衝突検出なども発表 - GIGAZINE

in モバイル,   ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.