「GIGAZINEマンガ大賞」2024年6月度募集開始&トップ画イラストを作者がメイキング解説
異世界の勇者が現代日本に迷い込んだ結果ブラック企業でコキ使われるという「勇者で社畜の兼業ライフ」は、制作の事情により長く更新をお休みしていましたが、2024年5月2日から連載再開しています。「勇者で社畜の兼業ライフ」は原作脚本、作画担当ともにGIGAZINEマンガ大賞応募からの連載で、一緒に連載していく原作脚本や作画、もちろんマンガ作品もいつでも募集中なので、マンガを楽しみながら応募もどしどしお願いします。「勇者で社畜の兼業ライフ」の作画担当であるcygnusilさんに連載再開を記念したイラストを描き下ろしてもらったので、「トップ画イラストメイキング解説」からチェックしてみてください。
連載中のマンガ作品やコミックスは以下からチェック!
「勇者で社畜の兼業ライフ」デスマ1「兼業、はじめました!」を読む!
吸血鬼×メイド×にんにくグルメ「ご主人様にんにく臭いです!」のコミックスは以下から!
雨をこよなく愛する少女と雨に呪われた少年との2週間を描く「あめあめふれふれうそやんで」コミックスもチェック!
募集要項は既に読んだのでとにかく応募!という人は応募フォームからお願いします。
◆ポートフォリオを送って作画担当・ネーム構成担当・作画ヘルプの応募
◆トップ画イラストメイキング解説
「勇者で社畜の兼業ライフ」の連載再開を記念したイラスト。左から勇者のクズール、魔法使いのエクレル、神職の少女ファロン、戦士のフレアという「異世界の勇者パーティ」ですが、クズールは異世界と現代日本を行き来する「兼業勇者」のため、コンビニ袋とスマートフォンを手に持っています。
cygnusil「異世界・コナムにて、クズールが日本で買ってきたコロッケを皆で食べ歩きしているというシチュエーションです。2案目として『日本のおしゃれカフェでお茶する勇者パーティ』も考えていましたが、1案目で気合い入れすぎたので1案のみとなりました」
以下は最初に提案されたラフ。
cygnusil「本編のネタバレにならないようにしつつ、世界観を押し出す方向で考えることにしました。描きたい人数が多いため、キャラと背景が程よく入るシチュエーションを複数考えた結果、『コナムでみんなで食べ歩き』にしました。旅行パンフレットの表紙をイメージして異世界・コナムの景色を大きく見せつつ、雲間から差す光や橋の周りに街灯をつけて、印象的にして絵映えさせることを意識しました。設定としては『仲間から頼まれて、クズールが日本のコンビニでコロッケを買ってきた想定』です」
cygnusil「背景の描き込みが多そうだったので、Blenderである程度3Dモデルを組んでから、クリップスタジオで加筆することにしました。2つのソフトを行ったりきたりしつつ、ラフイメージを固めていきます」
cygnusil「キャラは『デザインドール』を下地にして線画を描きました。背景の要素(橋、川、家、山)はそれぞれ別々に出力しています。描きたい要素が固まったため、この段階でラフとして提出しました」
cygnusil「ファロンとエクレルの表情が似通っているとのフィードバックをいただいたので、エクレルの表情を修正。エクレルが手に持っていたフランスパンは無しにし、代わりに杖を持たせました」
cygnusil「ランダムに並べた家の遠近感や、土手の辺りが辻褄が合うよう調整しています」
cygnusil「背景が夕日に染まっているように見えなかったので、オレンジ系にまとめました。また、橋のタイルをBlender内蔵テクスチャから手書きテクスチャに変更。最後に橋のディテールを修正して完成です」
cygnusil「最終的に絵として使ったモデルが以下になります。絵の素材として出力するのが目的なので、かなり大まかな作りになっております」
「勇者で社畜の兼業ライフ」ってどんな話?って気になる人や先の展開がどうなるか知りたい人は以下の記事からチェックお願いします。
「勇者」であり「社畜」でもあるってどういうコト?マンガ「勇者で社畜の兼業ライフ」の見どころ振り返り&今後の展開を先取りしてみた - GIGAZINE
今後もマンガの連載や募集だけではなく、さまざまなメイキングの公開や解説も実施していきますので、「こんなメイキングも見てみたい!」「こんな裏情報も知りたい」などありましたが、お問い合わせからご意見いただけますと幸いです。
◆「GIGAZINEマンガ大賞」募集要項
・GIGAZINEでマンガを連載すると……?
・完全リモート&作業タイミングもお任せ
・連載マンガはGIGAZINEに掲載されるから、とにかくまず読んでもらえる
・厳密な締切はなくスケジューリングしやすい
・ジャンルやターゲットの制限なし、面白ければなんでもOK
・色塗りや背景を任せられるアシスタント完備(自費の必要はありません)
・まだ若いレーベルのため、ベンチャー企業のように意見や要望が通りやすい!
・「法律とか税金とか知識がないけど大丈夫?」や「編集との連載作業ってどうなの?」といった、フリーランスとしてやっていくことに対する不安がある人のために、経済産業省のガイドラインに合わせて「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」を公開しています。疑問や不安になりやすい点をQ&Aでまとめているので確認してみてください。
などなど。ほかにも「これはどうなの?」ということがありましたらこちらをクリックしてなんでもお問い合わせしてください。
・基本条件:
・スマホでも読めるのが前提(見開きナシ、縦スクロール基準)
・フルカラー、フルデジタル(白黒の場合は「原作」として扱う場合がありますが、応募自体は大歓迎です)
・ジャンル自由で「第1話」の完成原稿とそのメイキング資料であること。メイキング資料はキャラクターデザインや設定のほか、ストーリー全体のあらすじを200~800文字程度の範囲でお送りください。応募内容に不足があると審査が進められない場合がありますので、予めご了承ください。
・原稿フォーマット:
縦横比率・ファイルサイズ・解像度は「姫とゲーマー」を参考にして下さい。
・原稿枚数:
自由。何ページでもOK。
・その他:
・既に自分で他メディアやプラットフォームにて発表済みの一次創作OK
・雑誌には掲載されたが単行本化されなかったor途中でやんごとなき事情で打ち切られてしまったという作品もOKです。あきらめないでください。
・締切日:
2024年6月30日日曜日、23時59分59秒
・審査プロセス:
編集部による1次選考後、以下のような審査プロセスを予定しています。審査のプロセスや段階については多少変更する場合がありますので、第1段階審査前に別途説明と確認をお送りします。
第1段階:GIGAZINEシークレットクラブメンバーだけが閲覧可能なクローズド環境による評価+編集部によるメイキング資料を含めた評価
↓
第2段階:より連載を意識した形式で、「第1話原稿」や「最終話までのプロット」など必要事項を追加作成いただいた上での審査。ここまで進出した段階で、ほぼ何かしらの形で連載を約束します。
↓
最終段階:連載形式の原稿にて、GIGAZINE編集長による審査+GIGAZINEシークレットクラブメンバーによる評価+GIGAZINEで連載中の作家などゲスト審査を行い総合的に大賞受賞者を決定します。また、最終段階に残った時点で連載は確約いたします。
・報奨:
1次審査を通過し第1段階に選ばれた全員:
賞金3万円
第2段階進出:
追加で賞金2万円+連載に向けて担当編集がつきます
最終段階進出者:
最終段階進出時点で追加賞金5万円(計10万円)+応募作品をブラッシュアップした上での連載確約
入賞以上:
追加賞金10万円~+連載確約
大賞:
賞金100万円+応募作品そのままで連載確約
・応募作品の選考結果
最初の第一段階審査に進んでいただく作品については、応募月の翌月末までに応募時のメールアドレスへ審査の詳細についてご連絡差し上げます。
それ以外の場合、審査結果の通達は基本的に行っておりませんのでご了承下さい。
・受賞後の流れ
GIGAZINEで連載形式で掲載を終えた後、電子書籍化しAmazonで販売します。それぞれ規定の原稿料・ロイヤリティをお支払いします。電子書籍の販売・宣伝もGIGAZINEが責任を持って行います。
・質問受付フォーム:
応募するにあたっての疑問点があればこちらをクリックしてお問い合わせしていただければ大丈夫です。同じような質問が続く場合はFAQとしてまとめますので、ご理解とご協力をお願いします。
・マンガ大賞応募フォーム:
こちらをクリック
◆作画担当・ネーム構成担当・作画ヘルプの応募
・「作画のみ」応募方法:
マンガ大賞応募フォームに、ポートフォリオのURLや作品集を見せていただければOK。「その他」の欄に「作画のみ応募」と記載してください。ポートフォリオ用のイラストやマンガについて枚数の制限はなく、何枚以上必要というラインもありませんが、多ければ多いほど評価を得やすいです。
・「ネーム構成担当」応募方法
テキストの原作脚本をネームに起こす「ネーム構成」も募集しています。作画のみと同じく、ポートフォリオや過去に制作した作品ネームやマンガ作品について、できる限り多く送信してください。
・「作画のみ」「ネーム構成」の審査フロー:
ポートフォリオを見ての第1段階審査通過分についてはフォームを送信いただいた翌月までにご連絡を差し上げるため、第2段階審査で実際にお試し原作で描いてもらい、通過後、最終段階の投票審査に回します。
・報奨:
第1段階のポートフォリオ審査を通過し第2段階に参加:
賞金5万円
※ここでの審査は追加の原稿作業を要するため、第2段階に進出・参加いただいた全員に奨励金が発生します。
最終審査で入賞以上:
追加賞金10万円+連載確約
大賞:
追加賞金20万円+連載確約
※原作脚本の都合により、即座に連載に入ってもらえるとは限りませんが、優先的に提案するという形で連載を確約します。
・ヘルプ応募の手順:
フルカラーのマンガを制作するサポートをしてくれるヘルプも募集しています。キャラなどの下塗りやテキスト配置、背景ヘルプも歓迎。完全リモートで自宅にいながら可能なタイミングのみ参加いただくことができます。
・条件:
特に無し。「作業可能ならタスクリストから引き受けるものを選んで作業する」という流れになるため、忙しい時期は不参加ということも可能です。
また、ヘルプで参加しながらおこづかい稼ぎとスキルアップをしつつ、オリジナル作品を制作して編集に提案、ということもOKです。
・報酬:
「色塗りヘルプ」「背景ヘルプ」は作業管理ソフトで時給を計算します。時間給は初めはお試し期間として設定し、そこから作業練度や貢献できる数などによってアップさせていきます。
「ネーム構成」の場合は1ページ当たりの原稿料で計算します。
・応募方法:
GIGAZINEマンガ大賞応募フォームから、「作品ファイルダウンロード用のアドレス・URL」の代わりに「過去に作業したカラー原稿やポートフォリオ」を閲覧できるURLを貼り付けて下さい。また、最後の「その他こちらが知っておくべき必要な情報など」に「色塗りヘルプ」「背景ヘルプ」「ネーム構成」どれを希望するか該当するものを入力して下さい。
・マンガ大賞応募フォーム:
こちらをクリック
◆原作脚本募集要項
・第1話原稿に加えて、1話から最終話までのプロット(あらすじ)を合わせて用意してください。あらすじは作品全体の流れを詳細に、100字~800字でまとめて原稿の最初のページに記載をお願いします。
・1次審査では単純な話の面白さと1話の完成度を見ます。2次審査から最終審査に進んだ場合は、実際にマンガ原作を作成することを意識した「ト書きの脚本を最終話までコンスタントに作成できるか」を審査します。
・「原作のみ」で文字のみの応募の場合は、Googleドキュメントに本文を貼り付けた後、共有リンクのアドレスを応募フォームに記載してもらえれば大丈夫です。その場合、応募後にドキュメントの編集は行わないようにお願いします。
・Googleの共有設定が「リンクを知っている全員」になっていることを確認してください。「制限つき」のままだと応募された作品を読むことができません。詳しくはGoogleドキュメントヘルプの「ファイルを一般公開で共有する」をチェックしてください。
・報奨:
1次審査を通過し第1段階に選ばれた全員:
賞金3万円
第2段階進出:
追加で賞金2万円+連載に向けて担当編集がつきます
最終段階進出者:
最終段階進出時点で追加賞金5万円(計10万円)+応募作品をブラッシュアップした上での連載確約
入賞以上:
賞金10万円+連載確約
大賞:
賞金20万円+応募作品そのままで連載確約
※作画担当とのマッチングの関係上、即座に連載に入ってもらえるとは限りませんが、優先的に提案するという形で連載を確約します。
応募フォームはこちらをクリック
マンガ大賞の選考フローには「GIGAZINEシークレットクラブ(GSC)・クローズド審査」があります。GSCメンバーの人はもちろん、まだメンバーじゃないよという方も、ぜひこの機会にGSCの一員となって、未来の名作の誕生に立ち会ってください。GIGAZINEシークレットクラブへの登録はこちらから。
それでは、クリエイターの皆さまの応募を心よりお待ちしております。よろしくお願いします。
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