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姫とゲーマー 第1話「不正してでも実況動画ランキングトップ10を目指す姫」


◆あらすじ
「姫宮ありか」はゲームのプレイ動画を見るのが好きで、自分自身のプレイ動画を投稿するのも好き。みんなにコメントでおだてられまくった結果、女子高生という立場を最大限利用するため、日夜顔出しで実況するようになってしまい、みんなからいろいろチヤホヤされたい&ほめられたい&賞賛されたいという「アイドルみたいになりたい、注目を集めたい!」という自意識過剰さをこじらせ、あたかもゲームのスコアやオンラインランキングに執着する廃人のようになってしまい「常にランキングに表示されるようになりたい」という欲望を抱えるに至る。が、さすがに現役女子高生をウリにしても、いろいろやってはみても、なかなかランキング上位トップ10まではあと一歩届いていない。もう限界なのか。なんとかならないものか。

◆姫とゲーマー 第1話「不正してでも実況動画ランキングトップ10を目指す姫」



……姫とゲーマー第2話「はじめてのゴーストプレイ配信をする姫」につづく。

今後の掲載予定は以下の通り。

姫とゲーマー第3話「ゲーム実況外のリアルの姫」
姫とゲーマー第4話「承認欲求のバケモノと化した姫」
姫とゲーマー第5話「今、運命の輪が廻る」
姫とゲーマー第6話「炎上・私刑・修羅場、許されざる姫」
姫とゲーマー最終話「姫の、姫による、姫のための」

◆作画担当・原作担当プロフィール

マンガ・キャラクターデザイン:椒いお(はじかみ いお)
https://twitter.com/hajikamimi



原作・脚本:三九二 京(みくに けい)
https://twitter.com/392kei



◆本編掲載後のあとがきという名のチラ見せメイキング「フルカラーマンガ『姫とゲーマー』作成の軌跡」

本編後に掲載しているここから下の部分は一体何かというと、第1話完成までのメイキングの一部です。


本作品は「こういう全編フルカラー・フルデジタルのマンガをGIGAZINEに掲載する」という大前提の企画から始まっているものの、当初はこういう話ではなく、「ゲーム部」のお話でした。

しかし、ゲーム部に入部した1年生が体験する激動の1年間のさらに続きとして、2年生になってゲーム部に入部してきた新たなる新入部員たちが引き起こすとんでもない騒動を描く2年目のプロットとストーリーを書いている時に「あれ?こっちの方がいいのでは?」ということで、本来のお話の「2年目」にあたる部分だけを抜き出したのが本作「姫とゲーマー」です。


しかも当初はアニメ1クール分に相当する全13話分を予定して書いていたものの、「1話分を完成させるのに単行本1冊相当の量になり、13話分が完成する頃には6年半~13年ぐらいかかってしまう」という恐るべき事実が発覚、とにかくありとあらゆる枝葉末節を削りに削りまくって、短編にまとめ上げています。

もっと追加しておくと、本当は第1話から最終話までを一気に完成させてから掲載するというとんでもない制作スケジュールだったのですが、通常のマンガとは違って「全編フルカラー&フルデジタルで」というスタイルであるため、あらゆるマンガのノウハウが微妙にそのまま使えず、加えて手順も途中でまったく想定外の事態が起きて変わってしまい、遅れに遅れ、今に至っています。


制作スケジュールはTrelloを使って管理しており、キャラクターデザイン・各種設定画・イメージ画などがラフの段階から随時アップロードされて共有され、OKの出た決定稿はどれなのか、検討段階のデザインやストーリーはどれなのか、そして当初の予定よりどれぐらい遅れているのか、あるいは順調に進んでいるのかという進捗を随時、原作担当・作画担当などの関係者が共有することで、締切りの予定日などを一定のペースで引き直したり、スケジュールを再考したり、ということをリアルタイムに実現しています。結果、マンガの進捗管理と言うよりも、アニメの制作進行か、あるいはソフトウェア開発のプロジェクトマネジメントに近い形となってしまいました。


そのため、「これは予定通りには絶対に完成しない」というのがわかったのが2017年6月頃で、その時点でそれまでのスケジュールを全面的に撤回して見直し、現実的に目標日を再設定、ようやくこうしてお披露目することができました。

このメイキングの文章を担当している私(=原作担当)自身は原作・原案・脚本というようにして主にストーリー面を制作していますが、ビジュアル面は全面的に作画担当に任せており、キャラクターデザインが決まった時点で、逆にストーリーもキャラクターに合わせて変更しています。俗に言うところの「キャラが勝手に動く」に近いやり方です。


また、できあがった脚本と台詞を作画担当が目を通して「これはこうすればもっと短くできるのでは?」「この台詞だと意味が通じにくいのでは?」というようにこちらへツッコミが飛んできて、それらの指摘に合わせてさらに修正する、という校正に近い作業も行われています。

同時に作画面でも当初のキャラクターデザイン・各種設定から大きく変わっている部分が多々あり、とにかくフルカラーにするために線をできるだけ減らし、イラストとは違って何度も何度も同じキャラクターを描くので、色彩設定のようなカラーパレットを作成し直し、そうこうしているうちに色指定や影指定のやり方が段々とアニメの原画指定みたいになってしまい……というようなことも起きました。


紆余曲折を経た結果、最終話までの原作・脚本、そしてネームまでが完成しており、ゴールまであとはひたすら描き上げるだけ、という状態にまでこぎ着けたため、ようやく第1話の掲載となった、という次第です。


◆作画担当からひとこと&手伝ってくれる人を募集中
なぜか原作担当がさらに書き続けますが、作画担当いわく「ひとりで塗りとかし続けるのがマジ限界なので誰かヘルプとして手伝ってくれる人を募集中です!」とのことです。具体的には以下のような流れで上から順に制作しており、その中で末尾に「★」のついている部分を手伝って欲しい!という要望になります。使用ツールは「CLIP STUDIO PAINT EX」です。

・作業全体の流れ
ネーム

ネームに添って文字入れ ★

下描き

ペン入れ

キャラの影指定

キャラのパーツごとに塗り分け ★

カラーパレットにもとづいてキャラに色つける ★

背景塗り

仕上げ(効果入れたり)

文字入れの仕上げ ★

こんな感じ


・ヘルプの応募はここをクリック

なお、本作品は「GIGAZINEマンガ大賞」の応募作のサンプル・試作品を兼ねており、「こういうフルカラー・フルデジタルのマンガを掲載してデビューしたい!」という場合は以下のリンク先から詳細を参照して応募して下さい、とのことです。それでは引き続き、よろしくお願いします。

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・関連リンク
「GIGAZINEマンガ大賞」応募要項詳細&GIGAZINEマンガ大賞を始めるにあたって

in マンガ,   ピックアップ, Posted by darkhorse

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