コーヒーを飲むとパーキンソン病を予防できるかもしれない
コーヒーに含まれるカフェインは中枢神経系の活動を増加させ、脳にさまざまな影響を及ぼすことが知られています。新たな研究では、コーヒーを飲む人は動作緩慢や姿勢保持障害、手の震え(振戦)などの症状を引き起こすパーキンソン病になるリスクが、コーヒーを飲まない人よりも低いことが明らかになりました。
Association of Coffee Consumption and Prediagnostic Caffeine Metabolites With Incident Parkinson Disease in a Population-Based Cohort | Neurology
https://www.neurology.org/doi/10.1212/WNL.0000000000209201
Drinking Coffee May Help Protect Against Parkinson's, Study Says : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/drinking-coffee-may-help-protect-against-parkinsons-study-says
コーヒーを飲むことが健康にいいのかどうかは諸説ありますが、これまでにエスプレッソにはアルツハイマー病の原因物質の蓄積を防ぐ働きがあることや、コーヒーを1日2~3杯飲む人は死亡リスクが低いことなどが報告されています。
国際的な研究チームはヨーロッパで行われた縦断コホート研究・EPIC4PDのデータを基に、中央値で約13年、最大で約20年にわたり追跡された18万4024人のデータを分析しました。これらの被験者は1992~2000年の期間中に研究へ参加し、スウェーデン・イギリス・オランダ・ドイツ・スペイン・イタリアの6カ国から集められたとのこと。
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