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「Microsoft Copilot for Security」の一般提供が2024年4月1日にスタート、利用価格は計算ユニット1つごとに1時間4ドル


Microsoftが、これまでプレビュー版として提供してきたセキュリティ向けのジェネレーティブAI「Microsoft Copilot for Security」を、2024年4月1日から一般提供することを発表しました。

Microsoft Copilot for Security | Microsoft Security
https://www.microsoft.com/ja-jp/security/business/ai-machine-learning/microsoft-copilot-security


Microsoft Copilot for Security is generally available on April 1, 2024 | Microsoft Security Blog
https://www.microsoft.com/en-us/security/blog/2024/03/13/microsoft-copilot-for-security-is-generally-available-on-april-1-2024-with-new-capabilities/

Microsoft Copilot for Securityに含まれるのは以下のような機能です。

・カスタムプロンプトブック
一般的なセキュリティワークストリームとタスクのための一連の自然言語プロンプトを作成・保存できます


・ナレッジベース統合
Microsoft Copilot for Securityをビジネスロジックと統合し、独自のステップバイステップガイドに基づいてアクティビティを実行できます


・多言語対応
プロンプト処理は英語、スペイン語、日本語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語(ブラジル)、イタリア語、中国語(簡体字)の8言語に対応。また、インターフェイスは前述の8言語のほか、韓国語、オランダ語、スウェーデン語、ポーランド語、ポルトガル語(ポルトガル)、ノルウェー語、トルコ語、デンマーク語、フィンランド語、中国語(繁体字)、アラビア語、タイ語、ヘブライ語、チェコ語、ハンガリー語、ウクライナ語、ロシア語の合計25言語に対応します


・サードパーティ統合
インテグレーションとサービスを積極的に開発しているグローバルパートナーによる統合

Microsoft Defender外部攻撃面管理との接続
組織への外部攻撃によるリスクに関する最新情報を、Microsoft Defender外部攻撃面管理に接続して分析し、特定します

Microsoft Entra監査ログと診断ログ
自然言語で要約されたMicrosoft Entra監査ログと診断ログが、特定のユーザーやイベントに関するセキュリティ調査やIT問題分析のための詳細情報を提供します

・使用状況レポート
組織がMicrosoft Copilot for Securityをどのように使用しているかに関するダッシュボード情報を提供し、最適化の機会の特定に役立ちます


Microsoftによると、Microsoft Copilot for Securityを利用したセキュリティアナリストはセキュリティタスクを22%高速に処理することができ、精度も7%向上したとのこと。


そして、97%のアナリストは「また同様のタスクを行うときにはMicrosoft Copilot for Securityを使いたい」と述べたそうです。


一般提供開始は2024年4月1日で、価格はCopilot for Securityワークロードを実行するために提供されたセキュリティコンピューティングユニット(SCU)ごとに1時間4ドル(約590円)となっています。Microsoftのラニ・ロフストロム氏によれば、SCUの消費量は実行されるクエリの数と複雑さに依存し、アナリストの数には無関係であり、ユーザーごと、デバイスごとの別費用はないとのことです。

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in ネットサービス, Posted by logc_nt

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