2024年に登場するWindows 11の新機能まとめ

IT系ニュースサイトのBleepingComputerが、Windows 11で開発やテストが進められている機能の中から、2024年中に実装されると期待されている便利な機能をまとめました。

The new Windows 11 features coming in 2024
https://www.bleepingcomputer.com/news/microsoft/the-new-windows-11-features-coming-in-2024/

◆AIを搭載したメモ帳
1つ目の新機能は、メモ帳に追加されるAI機能の「CoWriter」です。

CoWriterには、AIがテキストを修正する際の「長さ(Length)」「トーン(Tone)」「書式(Format)」「説明(Instructions)」などのオプション項目を決めるドロップダウンメニューがあり、ニーズに従って高度なカスタマイズができることがうかがえます。

また、「置換(Replace)」ボタンもあることから、選択したテキストをAIで修正したり、AIが文脈をくみ取って文章の内容に沿った代替案を提案したりする機能があることも示唆されています。

◆USB 80Gbpsのサポート
BleepingComputerによると、Windows 11の次期アップデートでは80Gbpsでデータを転送できるUSB規格「USB4 Version 2.0」のサポートが予定されているとのこと。最初は第14世代Intel Core HXシリーズのモバイルプロセッサーを搭載したRazer Blade 18などのデバイスで使用可能になる予定です。

MicrosoftのWindows Insider Programは2024年1月11日に公式ブログで「USB 80GbpsはUSB4規格の最初のメジャーバージョンアップデートであり、パフォーマンスは40Gbpsから80Gbpsに向上し、次世代の高性能ディスプレイやストレージ、接続性を可能にします。旧世代のUSBおよびThunderbolt向けに設計された周辺機器と完全に下位互換性があり、他のすべてのUSB Type-C機能と並行して動作します」と発表しました。

◆Copilotの自動起動
Copilotとは、以前はBing Chatと呼ばれていたMicrosoftの対話型AIで、ベースとなるモデルにはGPT-4が採用されています。Microsoftは、ユーザーがワイドスクリーンデバイスを使用している際にCopilotが自動的に起動する新機能を、Windows 11の開発者向けにテストしているとのこと。

具体的には、画面サイズが27インチ以上、幅1920ピクセル以上の端末でのテストが実施されています。なお、AIに自動起動してほしくない人のために無効化するオプション項目も用意されています。

◆共有オプションの強化
この新機能により、Microsoft EdgeのブラウザからWhatsApp、Gmail、X(旧Twitter)、Facebook、LinkedInなどとURLを直接共有できるようになります。

◆ロック画面に天気予報を追加
ロック画面に天気予報を追加し、端末をロックしたまま天気が確認できるようになります。この天気予報にカーソルを合わせると詳細情報が表示されるほか、クリックするとEdgeでMSN 天気(Microsoft Weather)を開くこともできます。

この機能はまずアメリカの英語圏のユーザーに向けて提供され、順次対象が拡大される予定です。

◆音声アクセス機能の強化
音声アクセスは、音声を通じてWindowsを操作したり文章を作成したりする機能で、フランス語やドイツ語、スペイン語のサポートやマルチディスプレイ機能などが追加されるとのことです。