レビュー

有機ELディスプレイを搭載して40gの軽量化も果たした携帯型ゲーミングPC「Steam Deck OLED」外観レビュー、液晶ディスプレイ版Steam Deckとの比較もあり


Steam Deck OLED」は、PCゲームプラットフォーム「Steam」を運営するValveが開発した携帯ゲーミングPCです。Steam Deck OLEDには従来モデルのSteam Deck(Steam Deck LCD)とは異なり有機ELディスプレイが搭載されているほか、バッテリー駆動時間が長くなったり本体重量が軽くなったりといった変化もあるとのこと。そんなSteam Deck OLEDのサンプルを借りられたので、まずは外観を詳しくチェックしてみました。

Steam Deck OLED登場
https://www.steamdeck.com/ja/oled

・目次
◆1:Steam Deck OLED開封の儀
◆2:Steam Deck OLEDの外観を詳しくチェック
◆3:Steam Deck OLEDとSteam Deck LCDの外観を比べてみた

◆1:Steam Deck OLED開封の儀
Steam Deck OLEDは以下のような段ボール箱に入って届きました。


段ボール箱の中には電源アダプターとSteam Deck OLEDが入っていました。


Steam Deck OLEDは黒色のケースとセットになっています。


ケースを開けるとSteam Deck OLEDが現れました。


ケースの中にはクリーニングクロスも入っていました。


電源アダプターの箱はこんな感じ。


箱の中には電源アダプターと説明書が入っていました。


電源アダプターの出力は最大45Wです。


◆2:Steam Deck OLEDの外観を詳しくチェック
Steam Deck OLEDを正面からみるとこんな感じ。アナログスティックは左右対称に配置されています。アナログスティックの下部に配置された四角いボタンはトラックパッドで、左下にはホーム画面などにアクセスできるSTEAMボタン、右下には通知などを確認できるクイックアクセスボタンが搭載されています。有機ELディスプレイの大きさは7.4インチで、解像度は1200×800ピクセル、最大輝度は1000ニト、最大リフレッシュレートは90Hzです。


背面の両側にはカスタム可能なボタンが2個ずつ合計4個搭載されています。


グリップは厚め。左側面にはボタンなどは搭載されていません。


右側面にもボタン類はなし。


天面には音量調整ボタン、ヘッドホンジャック、冷却用の通気孔、USB-Cポート、電源ボタンを搭載。また、両側にはL1・L2・R1・R2ボタンが搭載されています。


底面の赤枠で囲った部分にはmicroSDカードスロットがあります。


Steam Deck OLEDの寸法は幅298mm×高さ117mm×厚さ49mmです。大きさが分かりやすいようにNintendo Switchと並べるとこんな感じ。


重さは実測で632gでした。


632gと聞くと重そうに感じますが、グリップが分厚くガッシリ握って保持できるため、そこまで重くは感じませんでした。


グリップを握ると、中指と薬指が自然に背面ボタンに当たります。背面ボタンはある程度力を加えないと押下できないので、「握っただけなのに背面ボタンが反応する」という事態は起きなさそうです。


普段からDUALSHOCK 4DualSenseといったコントローラーを使ってゲームを遊んでいる編集部員は「Nintendo Switchを携帯モードで遊ぶ際は握り心地の悪さが気になるけど、Steam Deck OLEDはガッシリ握れるので違和感が少ない」と感想を述べていました。


◆3:Steam Deck OLEDとSteam Deck LCDの外観を比べてみた
Steam Deck OLED(上)とSteam Deck LCD(下)の寸法は同一で、ボタンの配置も同一です。


配色はわずかに異なっており、Steam Deck OLED(左)はアナログスティックの軸が黒くABXYの文字が灰色なのに対して、Steam Deck LCD(右)はアナログスティックの軸が白色でABXYの文字も白色です。


背面はまったく違いを見つけられません。Steam Deck LCD(下)の中央にはプラスチック製のパーツが付いていますが、これはサンプル機に付いていたもので、実際の製品には付いていません。


グリップの大きさも同じ。側面の外観も同一です。


反対側の見た目もまったく同じ。


天面のボタン配置も同一ですが、Steam Deck OLED(上)は電源ボタンがオレンジ色に変わっていました。


底面の見た目は同一です。


重さを測定してみると、Steam Deck OLED(左)は632gでSteam Deck LCD(右)は676gでした。Steam Deck LCDは背面にプラスチック製パーツが取り付けられているため正確な比較はできませんが、40g以上の軽量化を果たしていることが分かります。


有機ELディスプレイを搭載したことによってSteam Deck OLEDでのゲーム体験がどのように変化したのかを検証する記事を、近日中に公開予定です。

<つづく>


なお、Steam Deck OLEDは正規代理店のKOMODOで購入可能。価格は内蔵ストレージ512GBモデルが税込8万4800円、内蔵ストレージ1TBモデルが税込9万9800円です。

Steam Deck – Steam Deck is here!
https://steamdeck.komodo.jp/


◆「Steam Deck OLED」でレビューして欲しい点を教えて!
「こうするとどうなるかやってみて!」「こういうことできる?」「こんな時どうなる?」など実際に使うからこそ試して欲しいポイントを以下のリンク先から教えてください~。他の誰かと内容が重なってもOK、むしろ多ければ多いほど「やはりこういう点が気になるのだな~」というのがわかるので助かるのです。そして次のレビュー記事作成に反映されてお役立ち!

• Discord | "有機ELディスプレイ搭載携帯型ゲーミングPC「Steam Deck OLED」についてレビューして欲しい点を教えて!" | GIGAZINE(ギガジン)

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in レビュー,   ハードウェア,   ゲーム, Posted by log1o_hf

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