Pixel Watch 2と初代Pixel Watchを一緒に着用して運動してみたよレビュー、アクティビティ追跡機能の使い勝手や精度はどう進化したのか?
Googleは2023年10月12日に、スマートフォンとの連携やAI機能を強化した「Google Pixel Watch 2」をリリースしました。実際に購入して初代Pixel Watchとの違いをじっくり見た前回のレビューでは、見た目や着用感にはほとんど変化がないことが判明したので、今回はさらに両方着用しつつ運動をして機能面での変化をチェックしてみました。
Google Pixel Watch 2 - Turn insights into improvements - Google Store
https://store.google.com/jp/product/pixel_watch_2
着用中のPixel Watch 2の盤面はこんな感じ。
運動のトラッキング機能を使用するには右に3回スワイプしてアクティビティの種類を選択します。今回はウォーキングをするので左から2番目のアイコンをタップ。
これで測定が始まります。この操作はPixel Watch 2もPixel Watchも同じです。
というわけで、実際に着用して1時間ほどウォーキングしました。左がPixel Watch 2で、右がPixel Watchです。Pixel Watchは歩数、歩いた距離、心拍数の3つが表示されるのに対し、Pixel Watch 2では上から距離、歩数、心拍数、開始からの時間の4つを見ることが可能で、左側には運動強度を表す心拍ゾーンのバーも表示されます。
両機種ともに表示項目をカスタマイズできます。以下がその画面で、Pixel Watch(右)は表示スロットが3段なのに対しPixel Watch 2(左)は4段だということがわかります。これにより、Pixel Watch 2ではより詳細に運動中の自分の状態をチェックできるようになりました。
ここからは、ウォーキング後にスマートウォッチが収集したデータをチェックしていきます。データを見るには赤枠のアイコンをタップすればOK。
左がPixel Watch 2で、右がPixel Watchのデータです。歩数がPixel Watch 2では5496歩、Pixle Watchでは5533歩でした。1時間ほど歩いて37歩の差なので、歩数計の精度差はあまりないと言えます。
Pixle Watchシリーズでは階段の上り下りも検知可能。5階と4階で差が出ていますが、実際に上り下りした階数は「5」なので、この点はPixle Watch 2の方が正確でした。
歩行距離はPixle Watch 2が4.51kmでPixle Watchが4.55kmで、差は40mでした。
消費カロリーはPixle Watch 2が1324kcal、Pixle Watchが1285kcal。歩数や歩行距離はPixle Watchの方が多めに計測する一方、消費カロリーはPixle Watch 2の方が多めに表示されました。どちらが正しいのかはわかりませんが、Pixle Watch 2の方がが階段の上下を正確に感知していたので、それが消費カロリーに影響した可能性があります。
Pixle Watchが収集したデータは、Fitbitアプリと連携することでスマートフォンから確認することができます。
Fitbitでは、歩数や歩行距離、上り下りした階数といった情報のほか、心拍数などの健康データも閲覧できます。
有料のFitbit Premiumに加入すると、ストレス管理などのサービスも利用できるとのこと。なお、Fitbitアカウントと連携できるデバイスは1つまでで2台登録することはできません。
Pixel WatchとPixel Watch 2を使い比べたことで、Pixel Watch 2は使い勝手はそのままにデータをより詳細かつ正確に計測できるようになっていることがわかりました。続く記事では、スマートウォッチを使う上で最も気になるポイントであるバッテリーの持ち具合や充電の速度などを確認していきます。
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