PlayStationブランドを運営するSIEのジム・ライアンCEOが退任を発表
ソニー傘下のPlayStationブランドを開発するソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)で社長兼CEOを務めるジム・ライアン氏が、約30年勤めた同社を退職すると発表しました。2024年4月1日以降は十時裕樹氏がライアンCEOの役職を暫定的に引き継ぐこととなるようです。
社長 兼 CEOのジム・ライアンが、30年勤めたSIEからの退職を発表 – Sony Interactive Entertainment Japan
https://sonyinteractive.com/jp/jim-ryan-to-retire-after-30-years/
ソニー・インタラクティブエンタテインメント新経営体制 – Sony Interactive Entertainment Japan
https://sonyinteractive.com/jp/press-releases/2023/230928-2/
PlayStation leader Jim Ryan to retire after 28 years with Sony - The Verge
https://www.theverge.com/2023/9/27/23893389/sony-playstation-jim-ryan-ceo-steps-down
ライアン氏は2024年3月に退任することとなっており、経営体制の移行をサポートするため、ソニーグループの社長兼COO兼CFOである十時氏が、ライアン氏のソニーグループでの職務を暫定的に引き継ぐこととなります。なお、十時氏は2023年10月付でSIEの会長に就任し、ライアン氏が退任したのち2024年4月1日付でSIEの暫定CEOに就任することとなる模様。
ライアン氏は今回の決断について、「入社から約30年が経ち、2024年3月にSIEを退職することを決断しました。このとても特別な会社で、自分が好きな仕事をし、優秀な仲間たち、そして素晴らしいパートナーの皆様と共に働く機会を心から楽しんできましたが、同時に欧州での生活と米国での仕事を両立することが困難にもなってきていました。これまで、世界中の人々を感動させるプロダクトに携われたことを、大変光栄に感じています。PlayStationはこれからも私の人生の大切な一部であり、そして、SIEにはこれまで以上に輝かしい未来が訪れることを確信しています。私を信頼し、配慮や支援を惜しまないリーダーでいてくださった吉田さんに感謝しています」とも述べました。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント社長 兼 CEO ジム・ライアンが2024年3月を以て退任する意向を発表しました。いつもプレイステーション®を応援いただいている皆さまにジムから感謝のメッセージをお伝えします。
— プレイステーション公式 (@PlayStation_jp) September 28, 2023
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ライアン氏は1994年にソニーのヨーロッパ支社でキャリアをスタートし、グローバルセールスおよびマーケティングの責任者を含むいくつかの幹部職を歴任したのち、2019年からSIEの社長兼CEOに就任していました。
ライアン氏はSIEのCEOとしてPlayStation 5(PS5)を監督しており、新型コロナウイルスのパンデミックという予測不能な市場でも、PS5においてプラットフォーム移行期における過去最高の売上高および営業利益を達成しました。
まったく入手できないPlayStation 5は供給不足なものの史上最高の売上を達成中 - GIGAZINE
なお、その後もPS5の出荷台数は好調で、2023年7月時点で総出荷台数が4000万台に到達したことが発表されています。
PlayStation 5が出荷台数4000万台を記録 - GIGAZINE
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