レゴで3軸発泡スチロールカッターを作成するムービー、立体造形も可能な驚異的クオリティ
レゴを使って「本当に回転するロータリーエンジン」や「レゴだけで作った時計」などの作品を生み出してきたAkiyuki氏が「自由自在に発泡スチロールをカットできるレゴ製マシン」の制作ムービーを公開しました。
LEGO 3-axis Styrofoam Cutter - YouTube
「発泡スチロールカッター」は熱によって発泡スチロールを滑らかにカットできるアイテムです。今回は、既製品の発泡スチロールカッターを使ってX軸、Y軸、A軸(回転軸)方向に自動制御できる3軸発泡スチロールカッターを作るようです。
発泡スチロールカッターをレゴで作った土台にセット。
土台とレールを組み合わせます。
レールの上に、さらにレールをセット。これがY軸となります。
レールをもう1つセット。これがX軸です。
赤枠の部分で発泡スチロールを挟みこんで固定します。赤枠部分は360度回転可能で、A軸としての役割も果たします。
各軸を動かすためのサーボモーターとプログラム可能な制御装置「EV3」を取り付けます。
これで3軸発泡スチロールカッターが完成しました。
使い方はこんな感じ。まず、カットしたい発泡スチロールをセットします。
後は、プログラム通りに各軸が自動的に動いて発泡スチロールをカットしてくれます。
発泡スチロールを「2023」の形にカットできました。
カットされた発泡スチロール。
A軸を動かすことで、立体的な造形物も作り出せます。まず、厚みのある発泡スチロールをセット。
まずはX軸とY軸を動かして発泡スチロールをカット。
A軸を45度ずつ動かしながらカットを繰り返します。
チェスの駒が完成しました。A軸を45度ずつ回転させたので八角形に仕上がっています。もっと細かく回転させれば滑らかな形状になりそうです。
次はA軸を回転させながらカット。
完成。パッと見た感じは直方体です。
クルクルねじると2つのパーツに分かれました。
2つのパーツに分けるとこんな感じ。滑らかなネジ形状です。Akiyuki氏が作った3軸発泡スチロールカッターはX軸、Y軸、A軸を自由に動かせるので、アイデア次第で多様な立体構造を生み出せそうです。
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