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ガソリンスタンドの8割に急速充電器設置を義務づける法案をドイツのショルツ首相が提案


ミュンヘンで開催された「IAAモビリティ2023」にドイツのオラフ・ショルツ首相が出席し、ドイツは今後数週間でドイツは全ガソリンスタンドの80%に急速充電可能なEV(電気自動車)向け設備の設置を義務づける法律を導入したヨーロッパ初の国になると語りました。

Eröffnung der IAA MOBILITY 2023 mit Bundeskanzler Olaf Scholz - YouTube


Germany's Scholz praises auto industry amid protests, announces EV expansion law | Reuters
https://www.reuters.com/technology/space/germany-launch-massive-expansion-ev-charging-network-says-scholz-2023-09-05/


Germany Will Force 80% of Gas Stations to Install EV Chargers
https://www.thedrive.com/news/germany-will-force-80-percent-of-gas-stations-to-install-ev-charging

電気自動車の普及に向けて欠かせないのが、まだまだガソリンスタンドよりも圧倒的に数が少ないEV充電ポイントの数を増やすことです。


ヨーロッパ最大の経済国であるドイツでは、2030年までに公共のEV充電ポイントの数を100万カ所にまで増やす計画ですが、2023年時点ではまだ9万カ所にとどまっています。

こうしたこともあってか、ショルツ首相は今後数週間で、ドイツ全土のガソリンスタンドのうち80%に150kWhの急速充電機能を備えたEV充電設備の設置を義務づける方針を示しました。


ショルツ首相がこの法案について語ったIAAモビリティ2023のステージには「パーティーは終わった」などと書かれたプラカードを掲げて叫ぶデモ隊が現れ、スピーチは2度にわたり中断されたものの、ショルツ首相は「抗議は公的で民主的な議論の1つです。しかし、少し時代錯誤です。会場のブースを回り、モビリティの排出ガスを将来的に削減したりゼロにしたりするための新技術を目にして、いら立ったのかもしれません」「我々は、素晴らしい製品でウェルビーイングを高め、カーボンニュートラルに向かっていけます」と述べました。

なお、EVに関しては中国勢が強く、ヨーロッパ市場にも目を向けてきていますが、ショルツ首相は「競争は我々を駆り立てるものであって、脅かすものではありません」と述べています。

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in メモ,   乗り物, Posted by logc_nt

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